A1:山陰ではこの映画は車で片道1時間以上かかるシネコンでしかやらないのです。上映時間のタイミングがなかなか合わなかったのです。
Q2:あなた渇き。は3回観ましたよね?
A2:渇き。はチャリで片道15分のイオンでやってたのですよ。
そもそも最初にあらすじを知った時から心惹かれ、公開してからも非常に評判が良かったこの映画、やっと観られた。上映終了してなくて良かったー。ああミスターGO!も上映していたTジョイ出雲なんですけどね、そっちの上映は終わってました。なお聖闘士星矢Legend of Sanctuaryはまだ上映中。ゴリラェ…。
「8日かかる行程を5日で参勤交代せねばならない!どうしよう!」って煽りで、タイトルがこれで、キャッチコピーが「このミッション、インポッシブルです!」とか言うものだから、この映画はコミカルでトンチキな頭からっぽにして観る時代劇だと思ってたんですよ。実際観たら確かにコミカルではあるんですがトンチキというわけではなく、むしろ贅沢な娯楽時代劇でした。面白かったです。
何しろほのぼのしてると思ったらアクションあり、チャンバラあり、武士の意地あり、お色気ありで、たぶん時代劇と聞いて観るお客さんが望むものはほぼ詰まっていたと思いますがどうでしょうか。(もっとも、私の時代劇知識のベースはほとんど必殺シリーズなので偏りがあるのかも)
物語としては、お人好しが過ぎる殿様を始めとして湯長谷藩の面々がかわゆうてねえ。みんな基本的に人を疑うということを知らなすぎるなww
だけど相馬があきれるほどの殿様の優しさが窮地を救うことになる展開好きだー。いい人がちゃんと報われる話いいよね…。
ところで湯長谷藩が現在の福島県ということで、話す言葉はあれ会津弁ってことでいいのかな?八重の桜に付き合ってきたおかげでみんな何を言ってるのかわかる!良かった。そうかこの映画も東北支援として成立してるんだな。ちゃんと面白い娯楽として仕上げてるのがとてもいいと思う。民とお上の格差とかそういうテーマの部分はあくまでほんのり匂わせるくらいのバランスがいいなあ。
ところでエンディングで冨浦智嗣くんが出てたと初めて知って、えーと、くノ一の役でいいのかな?普通に女性だとばかり。
それとシネコンは時代劇鑑賞のために温かいお茶とお団子も売ってほしいな。ポップコーンとコーラのコレジャナイ感ときたら。
- 作者: 土橋章宏
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