浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

仮面ライダークウガ EP41 「抑制」(YouTube配信版)

ジャーザがゲゲルの標的として選んださんふらわあ号は昔からドラマの撮影によく使われて、特撮作品にもよく登場していました。私船体にあるあの太陽を観ると仮面ライダーV3を思い出しますわ。それとこの41話で海上保安庁への緊急連絡は118番と刷り込まれた思い出。海猿シリーズを観たことがないため私にとって海上保安庁といえば今回なのだ。ところでどうして枕でこんな長々と話してるかって?今回はくだけたことを言ってる余裕がないんだよ!!!クウガはこの先そんなんばっかだぞこのポンチ絵ブログで大丈夫なのか)


仮面ライダークウガ 第41話[公式]


奈々ちゃんの芝居の先生を22話で殺したのはガルメ。そういえばあのゲゲルも予告殺人だった。心無い言葉をかけた女性の言い分(口が滑ったとか、緊張しすぎていたとか。でも「何も考えずに思ったことを言った」がしっくりくると思ってる)は説明されず、あくまで突然向けられた悪意に対してどうするのかがメイン。人間同士の彼女と奈々ちゃんは拳を使わずにわかり合えて、価値観が違いすぎるクウガとジャーザは殺し合うしかないというのは35話のリフレイン。だけどあの時と違うのは五代くんは怒りの感情に飲み込まれないように気持ちを抑え込んでいること。杉田さんが「どうでもいい殺しはさっさと終わらせて…」とジャーザの声明をそのまま伝えてきた時はハラハラしましたわ…。

当時からクウガは大人向けか子供向けかなどという不毛な話は出ていたけど、ただ悲惨な事象を見せつけるだけでなくそれでも綺麗事を言い続けるんだ、だって本当は綺麗事がいいんだからというのは覚悟を決めた子供番組としての有り様だと思う。(もちろんそれは人によって好き嫌いはあろう)よく「リアル」って言われるからその辺賛否両論になるのかなと思って当ブログでは「優しさと厳しさの両輪」と言っております。優しすぎるとかえって居心地が悪くなるし、悲惨すぎるのは未来ある子供たちに見せるものとしては救いがなさすぎる。その塩梅の取り方は結構難しいと思う。まして子供とはいつでも気まぐれな生き物であるよ…メッセージをどこまで受け取ってくれるのかは全くわからないのだ。

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グロンギと殺し合うことしかみんなの笑顔を守る方法がないことをわかっていながら「これ(拳)でしかやり取りできないのは悲しすぎるから」と語る五代くんの表情はあまりにも綺麗で、だけど、だからこそ、いつか空の向こうに消えてしまいそうなほど儚かった。

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