浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

おかしの家 最終話 「忘却」

いつもこの感想を書くために公式サイトのあらすじを開いてサブタイトルを確認するのだけど、今回がこれでさらに前回があの引きだったので、「おばあちゃんが太郎ちゃんを忘れてしまうんだろうか(´;ω;`)」と思ってた…思ったら…

家を手放すことになり、さらにおばあちゃんが老人ホームへ行くと決めたことを裏切られたような気持ちになってしまう太郎ちゃん。そういうことではないとわかってはいながら悔しさを隠せない太郎ちゃん。だからこそしっかり働いて家もおばあちゃんも取り戻すと誓ったはずだったのに。
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太郎ちゃんがオダギリジョーになってる!!!!!Σ(・□・;)(お前は何を言ってるんだ)いや、ヅラを取っ髪をまとめるなり切るなりしたらこうなるのはわかってたけど今までの積み重ねがあるもんだからカッコよすぎておちつかないwwそれはともかく開店した自分の店の名前がスペイン料理屋には似合わない名前の「さくらや」で目から水。5年後には三枝くんもドラマの脚本を書いていてすっかりスタイリッシュに…覚えてるか、あの2人5年前は狂ったようにトルコ行進曲を歌ってたんだぜ…(ノ∀`)
しかしすっかり立派になった2人はその代わりに失ったものがあって、いつも太郎ちゃんがエンディングのテロップしか見られない三枝くんのドラマはあまり出来が良くない妥協の産物なのだろうなあ…。2話で武蔵さんが警告してくれてたようなものなのに自分のことだとわからなくなっちゃうものだね…。
太郎ちゃんは太郎ちゃんで5年前はずっと畳に布団で寝てたからベッドに慣れないと言ってたのがベッドが一番おちつくと言い、何よりあんなにおばあちゃんおばあちゃん言ってたのに半年面会してないってどうしちゃったんだよって思うけど…ああ…そういうこと…あるわ…あるわそれ…。どんどん忘れてしまうのよ…もちろんそれは端から見たら情がないと言われても仕方のないことだけど。
自分が大切なことを忘れていたことに気づいた太郎ちゃんが容態が悪くなったおばあちゃんの所へ向かうところでこの物語は終わる。おばあちゃんは無事なのか、太郎ちゃんは間に合ったのかなどは説明されない。せめて持ち直してることを願いたい。
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ええ…まあ…例えば具合が良くない家族が入院していて、面会に行っても話すこともなくなっていき、それでも行かなきゃなーと思う気持ちと正直めんどいなーと思う気持ち両方ありますよね…ありますよね?でも「その時」が来たらもっとちゃんとやっとけば良かったと後悔することありますよね?そういうのを経験した者たちにクールに突きつけてくるなあ。でももしも悲しい結果だったとしても今の太郎ちゃんには受け止めてくれる新しい家族がちゃんといるのが救い。
おかしの家 DVD-BOX

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笑いと人情の中にシビアなリアルを忍ばせていて、決してただ優しい話には終わらせないクールさ、良かったです。初期の感想でファンタジーとか見当違いなこと書いてた自分を殴りたい(ノ∀`)時間も30分くらいの方が自分の体感に合ってるかもしれません。(アニメ特撮ばかり観てたもんだから1時間より30分の方に慣れてしまってる)

ただあの…このドラマはリアルタイムでTwitterを見ながら仲間内のガヤガヤした中で観たかったです(´;ω;`)だけどTV.er無料配信ありがとうこれがなかったら本気で詰んでたありがとうございます。