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浅羽ネムの長いひとりごと

思いついたことを書いたり描いたりしてるブログ。あくまで主体がTwitterなのでコメント欄なし。のんびりやります。

続・深夜食堂

今回も前回同様大事件は起こらずにじんわりしみじみする映画です。前回劇場版の骨壷みたいな話の縦軸はありませんが強いて言うなら女の人生がテーマなのかも。また、各章ごとのサブタイトルは出ませんが2話(焼うどん)が夏の話なので季節感が変わったなと思ったら次の章に移ったと考えてください。

続・深夜食堂

続・深夜食堂

 

 

焼肉定食

本来の用途ではなくストレス発散のために喪服を着る女性がいつも頼むのは牛の命を頂く焼肉。これやっぱり命を送るための装備な喪服との対極ってことなのかな。そして仕事をしてる時の服はグレー。その彼女が葬式のために喪服を着たことから崩れていくバランス。恋をしてストレスがなくなったから喪服を着なくてよくなった→からのその男に騙されていたとわかって再び趣味の喪服→そして身内の不幸によりまた本来の喪服→葬式でまた恋をしたら全てが浄化されたような真っ白な服への変移。これからの人生に幸あれ。ところで相変わらず誰彼かまわずSっ気のある小暮巡査をありがとうございます!(ダメな感想)

 

焼うどん

ある情報を知っている人と知らない人が一同に会した場合、知らない人はいつそのことを知るのか、知っている人はいつ伝えるか、ただドギマギするしかないのか、神の視点を持つ観る側としてはそのリアクションが楽しいことよくある。息子の清太を騙してると聖子さんがボロカスに評するその年上の彼女が今まさに意気投合して話しているさおりちゃんだと気づいたものの言い出せないマスターなwwそして他人事なら何とでも言えるけど自分のことだと受け入れられないのあるあるwwまあ年の差というよりも、母親に五万円せびったりそば打ちの腕もまだまだな今の清太が結婚してもどうなるかなあっていうのもわかる。この「未熟な腕で打ったそば」の見た目が本当にまずそうで、食べ物だって演技するのだと思ったりも。だけど今は未熟でも、子は反発したり心配したりしながら親の元を巣立って大人になっていくのだ。

 

豚汁定食

今作のメイン回。おばあちゃん…おばあちゃーん(´;ω;`)オレオレ詐欺に引っかかった夕起子おばあちゃんをマスターと常連客みんなで助けるエピソード。九州から息子を助けようと1人で東京へやって来て飲まず食わずだったおばあちゃんの今日初めての食事がめしやの基本メニュー豚汁定食。あったけえあったけえ(´;ω;`)そういえばずっとオープニングで作っていたけどこれのエピソードは初めてだ。慣れないカプセルホテルで眠る画が窮屈そうで切なく、見兼ねて泊めるみちるちゃんとのやりとりはとてもかわいい。というか前作同様多部ちゃんを愛でる映画ですねこれ。多部ちゃんかわいい。

しかし息子を想うあまり詐欺の被害に遭ったおばあちゃんも完全なるピュアな存在というわけではなく、その息子を捨てて男と逃げた過去を持つ女性であった。その罪を断じるのではなく現在の息子を見せる方向に話が進むのはもしかすると賛否両論あるかもしれないけど、「息子本人は最後までそのことを知らないまま終わる」わけなのでいい落とし所だと思う。おばあちゃんを送るタクシーを運転するのがネトフリ版1話(タンメン回)でやはり傷ついた過去がありつつも現在自分の人生を生きている晴美さんというのが効いている。そして❝「息子さんに会わずに対面する」なぞなぞ❞wwのために小暮巡査大活躍。息子だけでなくその妻と子供の姿も見せるために長々と話を引き延ばす話術すごいww

さて夕起子おばあちゃんにとっては息子が大好きだったメニューにしてマスターには師匠に当たる人に褒められたメニューだった豚汁定食。そのエピソードが語られる日は来るのでしょうか来ないのでしょうか。私はマスターの顔の傷の落とし前とは何だったのか知りたいです。カタギリさん…。

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笠地蔵かな?

 

世界的規模になっている深夜食堂のこれからのあり方としては映画とネット配信が主流になっていくのかな。これまでたぶん私だけが歯がゆい気持ちでいた「形態としては深夜ドラマが向いているのだが内容に合った色合いを出せるのは劇場版」という問題は今回のネトフリ版がいい感じの色合いになっていたのでこの先はこれで行こうって気持ちになり、でもそのためには劇場版も必要なんだろうなあとも思う。東映さん…どうかこの先もコンテンツを大事にしてくれると信じさせてください…。