浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージfromスーパー戦隊

何気に戦隊のVSムービーを映画館で観たのは初めてでございました。いやあ…先に観た人たちがしきりにタカ兄がヤバいと言ってたのが気になって気になって。本当にヤバかった。恐ろしいよタカ兄。今回はジュウオウメイン脚本の香本女史担当だから多少は知性ができてしまうのかな、まあそういうことよくあるよねと思ってたら俺たちがよく知ってるあのタカ兄だったよ。

 

そもそもジュウオウジャーニンニンジャーが同士討ちして全滅したらなぜスーパー戦隊の歴史が終わってしまうんだろう…???というのが疑問に思うところだけど、思うに戦隊は時代に応じて細部を変えたりはしつつも基本的には決まった型通りに進行していくある種伝統芸みたいなところがあり、1年の放送期間が終わったら次の戦隊に粛々と移行する流れが止まってしまったらそこでシリーズの歴史も崩れてしまうもの…なのかな…?この辺は前のシリーズと意識的に差別化する方針のライダー枠と違うところなのかも。

といった小難しいことよりやっぱりタカ兄ですよ!

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私はジュウオウジャーの映画を観に来たつもりだったのだが実際はニンニン時空に迷い込んだジュウオウジャーがそのカオスに洗脳されていく恐ろしい光景だったようなww思えばジュウオウジャーが始まった時から大和先生には凄まじい安定感があってむしろ動揺するくらいだったんだけど、それはいかに前年のタカ兄がいろいろと凄まじかったかということでありww改めて見るとやっぱりヤバいなタカ兄。良く言えば素直、悪く言えば考えなし。ただ自分がバカという自覚はあってできないことをできる仲間に任せられる信頼と状況判断力には優れている。ただこんな奴に付き合うのは大変だよなってことで大和先生本当にオツカーレ…(ノ∀`)そうだね、ジューマンもみっちゃんも手がかかる子たちだけど聞いたことをちゃんと理解できる賢い子たちだからね、うん。まあ現在の本編が「他人には優しくよく諭せる大聖人の彼だが自身は父親とのわだかまりを残し続けていて心に仮面を被ってるところがあった」と明かされてるところなわけでね、クバルがまだ生きてるので秋くらいの設定と思われるこの映画で大和先生でもできないことがあると示されるの、いいと思います。

まああの…好晴くんの説明で

  • 未来から来たタカ兄の息子
  • タカ兄は翌日に同士討ちで死亡する

と言ってて「えっじゃあ今の時点で種付けが完了してるってことに…」(種付け言うな)と気づき、以後のシーンはタカ兄がどれだけバカなこと言ってもシリアスに決めても「でもこう見えてDT卒業してるんだよな…」と思ってしまったよ(ノ∀`)いや本当にいつの間にww父親も妹も知らない新婚さんww新妻はたぶん30話登場のキキョウちゃんだと思うんだが、何しろタカ兄のことなので私たちが全く知らない女性の可能性も捨てきれないwww予想を軽々と超える男、それがタカ兄!www

何か衝撃的すぎてタカ兄のことばかり長々と書いてしまったけど、40作に渡るスーパー戦隊の受け継がれる意志を子供を飽きさせない範囲で表現し、新時代のキュウレンジャーにも橋渡しできていて、もう2017年なんだけどスーパーヒーローイヤー作品としてしっかりできてたと思う。ライダー枠が良くも悪くも刺激的な一方で、戦隊の安定もちゃんと必要と思うのだ。