2013年6月、偶然観て面白いなーと思ってそのまま観続けたのがあまちゃん。「これって普通の朝ドラじゃないんだろうなー」→「じゃあ普通の朝ドラって何だろう?」と思って観始めたのがごちそうさんだった。ただ事前情報もたいしてつかんでいなくて、ただぼんやりと「ごはんを作るドラマらしい」とだけ聞いていた。それまで朝ドラに持ってたイメージといったら爽やかなヒロインが元気に活躍するといった感じで、まあ太平洋戦争が間に入るらしいし時に時代の激流に飲み込まれながら辛抱強く耐えておいしいごはんを作るのかなあと思っていた。…思ってたのとずいぶん違ったね⁉
第一週において多くの視聴者が不快感を示したというめ以子の数々のやらかしについては「まあこういうアホな子供おるよな」と思って私は特に嫌とは思わなかった。(始まったばかりなのに何もそこまであまちゃんと比較せんでも…とは思ってた)女学生になっても精神的には全く成長してないめ以子には「どうしようもねえwww(ノ∀`)アチャー」とは思ったけど特にそれがひどいとは思わなかった。ただ「朝ドラっておとなしいと思ってたけど意外とアグレッシブなんだなーへぇー」と思っ…(震え声)えーと私がこれを普通の朝ドラと思い込んでたのはどのくらい続いたかな、ふ久さんが腐女子に覚醒するあたりまでは信じてたんじゃなかったかな…。何かすみませんボンクラアカウントで…。
どうしようもなくアホな主人公がふとしたきっかけで大きな目標に目覚め、次々と現れる強敵たちと激しいバトルを繰り広げながら成長していく(ただし元々のアホな部分はそのまんま)というのは普遍的な王道ストーリーと思っていたけどどうもそれは少年漫画の王道であって朝ドラにおいては相当異端だったらしく…orz 世間的にはこれがヒットしたのは嫁いびりとかのドロドロの部分だったのか…そうか…和枝ちゃん登場のあたりって最初こそ怖かったけど徐々に西門家の味の秘密を見つけ出そうとか謎の師匠登場とか実はその正体が生き別れの(義)父だったとか何故か漂うジャンプ漫画感にワクワクしてしまい、「これは私観ていける!」と確信を持ってしまい。高視聴率ドラマですら明後日の方向に面白さを見てしまう私はどのジャンルならちゃんとやっていけるんだろうか…。ああ源ちゃんなんですが、報われない片思いとか幼なじみとかそういうのよりもクリリン枠として見ておりました…ええ…。いつかめ以子が「源ちゃんのことか───!!!」と言い出すんじゃないかと(源ちゃん何されるの)
↓以下の文章は上記↑の解釈をするような奴の戯言と思って読んでください。
め以子ってヒーローだったと思うの。お腹を空かせている人に食べ物を与える行為というのは思想や立場、国の事情などといった難しいことよりも前にある原始的な正義。まあめ以子って崇高な気持ちというよりは食べさせたいというある種のエゴでそれをやってるんだけど。時にどうしても反りが合わない人もいたり、許す気持ちになれない人もいたりしながら、でもそういう人でもお腹は減るし、おいしい物を食べて喜ぶ顔はみんな同じ。みんな人間だから。朝ドラとしてこのドラマが正しかったのかは所詮にわか朝ドラクラスタ*1でしかない私にはわからないけど、この戦いの朝ドラ、面白かったです。
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3年半朝ドラを観てきてブログでもこうやって専用カテゴリーまで作ってきて、朝ドラ関係のフォロワーさんも増えてきたのでちょっとご挨拶。ちょうどこのごちそうさん再放送で視聴が一周回ったなって感じがあるし、どうも朝ドラ側が観てほしいターゲットの中に私は入っていないなと思うことが多くなったので離れることにしました。またいつか興味が向く朝ドラをやることがあったら戻ってきますね。