浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

侍戦隊シンケンジャー 第十一巻

41~45話となるとそうか年末年始か…。戦隊最後の販促期間こと歳末大売り出しロボ大盤振る舞いで盛り上がることを前提に限界まで突き落す年末販促の枷がなくなるので遠慮なく限界超えて突き落す年始だ…。靖子にゃんの掌の上にいる限り突き落されるのは避けられないのだこわい。

年末の方はアクマロ退場回。あの人地獄が見たくて今まで回りくどいことやってたんですね…。それで自分がやられても構わなくて最期は斬られて望んだとおりのものを見て昇天したようでよ、良かったね…めんどくさいドMだなあ。

十蔵がどこかで情を取り戻す展開になるのかなと思った時期もありました(ノ∀`)そうだね靖子にゃん「あの」浅倉威の母だもんね。むしろ戦隊仕様でマイルドにしてある方だわ。予想とは斜め上だけどむしろこっちの方がイイヨイイヨーと思っている私もなかなか非道ではある。

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何もこんな形で正月気分から覚まさなくても。

殿の重大な秘密については前からスパヒロ実況TLを読んできたせいですでに知っていたものの、実際にドラマを観ていると知ったから楽しめないというものでもなかった。いつも一段上の座布団に座っていた殿が姫に向かって片膝立てた礼をする画はかなりキツい。しかし志葉家、こうやって幼い子を影武者に仕立てておいてアフターフォローもろくにないわ共に戦う家臣たちにも伝達しないわって現代に存在するコミュニティとしてそれはどうよ…。確かに戦う侍の掟は厳しいっていうのはこれまでにも何度も語られていて、親子でも断絶を余儀なくされたり(34・38話)夢と仲間を置き去りにしなければならなかったり(35話)、あと41話で病気のお姉ちゃんの年齢がかなり離れてるってハッキリ語られたことを考えると、ことはちゃんの出生自体がお姉ちゃんの代用ってことだよなってなるわけで。志葉家ちょっと時代に合わせたアップデートできてなさすぎじゃね…?まあ丹波さんがやたらと偉そうなので今はこんな印象だけど次の最終巻で印象がひっくり返りそうではある。姫はたぶん殿と同じくらいめんどくさいツンデレな予感がする。

ためしに検索をかけたら見つかったぜ!

ライダーにおいては女性ライダーが出るたびに「どんな形で史上初って言おうか合戦」が起こってるみたいなんだけど*1戦隊には常に女性戦士がいるので正直何を今さらと思ったりもしていた。ただ女性のレッドっていないんよねーこれは販促ターゲットが男児だからどうしても仕方ないよねーとは思っていたので「いたのか(゚д゚)!」って驚きがあったりとか。キュウレンジャーで41作目、戦隊の長い歴史の中では外野の勝手なツッコミはだいたい「それもうやってる」ってなこと多いよねー。

殿はずっと嘘をつき続けていたこと、家臣たちに本当は預ける立場ではない自分の命を預けていたこと、そして彼らの命を預かっていたことを1人で抱え込んで苦しんでいたことになるけど、それでも殿には言いたいのですよ、最初のうちはともかく今ではもうみんながあなたをかばってくれることも、あなたがみんなをかばうことも殿と家臣の関係だからやってることじゃないだろうと。そして外道衆と戦って人を守ってきたことは嘘じゃないだろうと。

*1:これについてはとりあえずレア感を出しておかないと発表しても一般視聴者の目に留まらないって事情があるんだろうなと思っている。