そういえば私トッキュウジャーから戦隊を再び観るようになったわけだけどこの帰ってきた系のVシネを観るのは初めてだなー。
東映!映画村!チャンバラ!これはきっと江戸時代設定で何代か前のご先祖シンケンジャーの話をやるんだなと思いながらこの時代考証何それおいしいの?的な時代劇を観ていたら西部劇が始まったでござる。どういうことだよ。ゲストのマイケル冨岡さん、外道衆とか何か重要キャラとかいうことじゃなくあの出番なんですね…ヤキソバンなのに(´・ω・`)
その後も刑事もの学園ものと続き、本編では流之介のウエディングドレスくらいだったクソ女装も出たり。
松坂桃李くんの女装といえばこの作品にも出てくるんだけど映画の内容はそれどころじゃなかったなとか思い出したりした。PG-12で流血シーンが多いのでご注意を。全15話のテレビドラマの集大成ですが15話観てもどんなドラマかわからないので安心してください。(安心?)
その後はジュウオウジャーよりも前に動物戦隊はいたのねとかたまたま某アイドル方面でさまざまな紛糾があったのを見た翌日にアイドルって妙な方向にタイムリーだなと思ったり、でもこれだけ東映のお家芸的なことをいろいろやってるのにヤクザ映画パロはないんですね…って最後のスペースオペラ的なやつ実質ヤクザの抗争じゃないかとか(ノ∀`)
本編は広げた風呂敷をすでに畳んでいてやり残したこともないし、お祭り感高い楽しいカーテンコールでございました。時系列は本編36話より前の辺りの靖子にゃんが本格的に牙を剥く以前のところですかねえ。こんな楽しい話の裏でも殿は自分が影武者なことに1人で苦しんでたり本家で姫が封印の文字取得のため鍛錬を続けてるんだなと思うとある種の悲しみが(今それ思い出すのやめよう)あっVシネなのに新商品が出てきてない⁉
今回でシンケンジャー視聴は完走となりますね。 戦隊は基本的な型が決まっているので安心安定で観られるのが良いところ。その上で昔の型をただそのままなぞるだけではなく時代の流れに合わせたアップデートも欠かさないニチアサ枠の良心だと思っております。(一方ライダー枠のあらゆる意味でムチャクチャなところも必要だと思ってる)前々から言われていたけど戦隊と時代劇って相性がいいなあ。
ところで時々TwitterのTLに流れてくる主張で、菅田将暉くんとか松坂桃李くんとか福士蒼汰くんあたりのニチアサ出身でその後人気俳優となった面々について「若い女は特撮ヒーローだったことも知らないでキャーキャー言うなー」的なのを見かけることがありまして、この御三方の初見が他ドラマだった私は「な、何かすみません…キャーキャー言ってなかったけどすみません…若くもないけどすみません…」と思っておりました。*1 自身を振り返ってみると、私はクウガを観てもらえたら嬉しいなと思います。ただ全49話で17年前の番組だしどうしても特殊ジャンルにあたるのでなかなか容易く手にとってもらうのは難しいかなとも思います。でもやっぱり観てもらえたら嬉しいな。ただ人の好みを強制しようとは思わない。その上で「昔のオダギリジョー」だけでなく「現在のオダギリジョー」も観てほしいなとも思ってるんだ。まあそれだけです。今後も興味を持った時にいろんなものに触れていきたいと思うし、いつか特撮の進む道と自分の好みが離れる時が来たとしても特撮ジャンルはそのまま生き抜いていてほしいとぼんやりと考えております。