浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

Iのために/城主は二人で一人(おんな城主直虎)

※当方は史実を知ってはいませんがドラマに出てきたことが全て本当にあったこと思っているわけではありません。資料に残っている「事実」の裏にあったのかもしれない「感情」を楽しんでいるだけです。ここで書くことはあくまでも「このドラマの中で起こったことについて感じたこと」です。何よりも何でも鵜呑みにする低能だと決めてかからないでほしいと思っております。

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井伊は光。小野は影。乱世においてまっすぐすぎる井伊を支えるために小野はあった。嘘の下手な者たちが理不尽から家を守るために強くあらねばならなかった。あれほど直虎に手を汚させまいと立ち回ってきた政次が彼女の手を自分の血で汚す事態。だが直虎は全ての苦しみも悲しみも業も受け止め、直親に続き政次の魂も己の中に取り込んでいくことになる。それは現代人の視聴者の私から見るとかなり苦しいことではあるけどそれを咎めたりかわいそうに思ったりはせず、今はただこの行く末を見守るばかり。大坂の陣に至るまでの井伊の物語はまだまだこれからなのだから。

「向こうにもここまでの物語があるのでしょうな」

有名な人も無名な人もそれぞれに背負った物語があり、それに価値があるかないかを雑に判定してしまうのは現代人の傲慢でありましょう。

おんな城主 直虎 三

おんな城主 直虎 三

 
おんな城主

おんな城主

 

ところでわかる人にはわかると思いますが今回記事のタイトルをこんな形にしたということはこの「後編」にあたる記事をいつか書かねばならないということであります。まあ直政が登場した辺りでなwwwその時にもこのドラマを「今と勢いが変わることなく」面白く観られることを願っております。