浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンオーブ1.5周目感想 25話(TV版最終話)「さすらいの太陽」

予告ではナオミのセリフはこの通りまるで臨終間際みたいな感じなんだけど↓

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実際のところはガイさんを強く信頼し、自分の足で立って生きられる彼女のセリフは力強かったわけでウソ予告じゃないかYO!(ㆀ˘・з・˘)

終始思ったのは「ジャグさん、ガイさんのこと大好きすぎだろ…」でしたの。どれだけ脅してもナオミを殺せない。蛇心剣を振り回して足バタバタさせながら…泣いてる。気持ちと行動がまるで食い違っていて何ちゅう複雑な人やねん…とベストセレクション視聴時思っていたら実はこの涙は脚本にはなく、青柳尊哉さんが感極まって出たものと後から知って「バンザド⁉︎」とグロンギ語で驚いたものでした。当初のプロットの想定を飛び越えて役者さんや演出がキャラを大きく育ててしまう化学反応って長期ドラマの醍醐味ですよねー。

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\おまえにピットイン!/(ググった)

これまで闇を照らしたりとか斬ったりとか、とにかく闇をなくす方向で考えていたガイさんがいろいろ回り道して出した答えだけど、まさかの公式・まさかの中の人たちからの情報を得てしまうと若干の邪念が入ってしまったような気がする(ノ∀`)

ちなみにこれ、ベストセレクション最終話視聴後、特にネタでも何でもなくただ見えたまんまを描いたもの。3日くらい経ってから「ワイ何を描いてんだ…」と白目になってました(ノ∀`)

ここからは前回の絶望をひっくり返す大逆転劇。捕まって斬られたナオミはジャグさんを叱咤して立ち上がらせるし、*1 ミサイルでむしろエネルギーを与えてしまったビートル隊は的確な対策でマガタノオロチを攻撃。人間は愚かなことをしてしまうこともあるけど取り返すこともできるのです。\人間の可能性は無限大だ!!!/(他社)…ところであの天使は何だったんでしょ(ノ∀`)オーブ、基本的に真面目だけど思わぬところにシュールさがあるよね。

\俺たちは2人で1人のウルトラマンオーブだ!!/(言ってない)は気持ちがアガるねえ。長すぎる因縁で歪んでしまった関係が共に並び立つまでに。それにしてもオーブがジャグさんを倒して終わりにするわけにはいかないとは前に書いたものの、あの演出でジャグさんが死ななかったことには驚いているの。「俺ごと撃て!」→「じゃあな…」→消えてからの普通に生きてるって流れクスッとなるよwでもこれまで苦しかっただろうしこれからは何かいいことあってほしいなあ。いい人か悪い人かって考えると地球にとっては間違いなく悪い人なのにこう考えてしまうキャラなのすごい。そして諸先輩方に協力してもらうところはやはりベリアル様も一緒にビーム撃ってくれる画が面白すぎるwwまあ翌年ジード16話ではガイさんひよっこ扱いされるんですけどね!!!

最後のガイさんとナオミの別れはセブン最終回、ダンがアンヌに正体を明かすシーンのオマージュ。約50年前はヒーローの告白にヒロインが驚いていたけど現代ではヒロインはすでにわかっているし、ヒーローの方も彼女が気づいてたことをわかっていて、それでもお互い言わないでいたっていうのは時代の変化だと思うし、「でもダンってあの時すでに息子いたんだよなあ…」って思ってしまうところまでがセットです(ノ∀`)

ウルトラマンオーブ

ウルトラマンオーブ

 

基本的に明るく楽しく、しかしよくよく観ると奥深くなかなかの歯ごたえで楽しかったです。全25話って手を出しやすく、そして意外と濃いんだなあ。最初この話数を知った時には「ニチアサの半分しかない期間で何ができんの⁉」って思ってたんだけどとんだ思い違いでした。あとこのくらいの長さだからこそもう1周とか派生作品とかにも手を出しやすいですね。罠じゃないか!!!!!

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この次は劇場版なんですね。要するにこれはライダーで言うと冬映画に相当するやつなんです?ウルトラマンXについては「人間の主人公ではなくウルトラマンの方がポンコツらしい」「エグゼイドにあり得たかもしれない優しい世界らしい」ってくらいしかわかってないのだけどとにかくここまで乗りかかってしまった以上は観ます。その後が超全集ですかね。何か中途半端はしたくないって気持ちになってる。

*1:ナオミが手を差し伸べるところ、「素敵!抱いて!」って思った