浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

重版出来! 3話

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アンケート!アンケート…(震え声)それは上位の者には栄光をもたらし、下位の者はふるい落とされる弱肉強食の世界…!

この作品(原作とドラマ両方)は読者(受け手)という存在をデータではなく感情を持った人間として捉えているのがいいなあと思う。時に残酷で時に作者に力を与える存在。時々視聴率が低い低いと言っては叩く記事があるけどあれって「いやそれでまず叩くのが役者なのはおかしいだろ」とか「一方で12%が高いと言ったと思ったら18%が低いと言い、あんたらの価値観って何なの」の他に「私はコンマ何%のデータじゃない」っていうのが私にとっては一番のモヤっとするポイントだったりする。数字*1の影響で自分の好きな作品が打ち切りとか路線変更とかになったりするたびに「この作品には私はいらなかったんだなあ」という悲しみを覚えることはよくあった。

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※漫才のネタ合わせに見えますが漫画家と担当編集者です。

インパクト狙いの一発ギャグと思ったら「ボンベイはもうムンバイになってるよ!」と「ムンバイからガンジス河は遠いよ!」というツッコミ待ちだったの…wwわかるか!!!www…時々「ギャグ漫画の人は精神を病んでしまうことがある」って聞くけどこういうことを真面目に繰り返して結果が芳しくなかったら確かにそうなっちゃうかもなあ…。時に孤独になりがちな漫画家とそれをすくい上げつつ慣れあいすぎずに助けていく編集者の関係ってバディだなー。心ちゃん作のアオリ「ああ弱い弱い…この世に強い男はおらぬのかえ…」が落ち込む高橋先生を文字通り煽ってハッパをかけていたりwwそういえばこの作品は心ちゃん&五百旗頭さんとか心ちゃん&小泉くんとか2人でいるシーンを印象的に見せているかなと。

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↑「デジタルバイブス」をクリックするとツノひめさま(作画:河合克敏先生)と黄昏ボンベイ(作画:のりつけ雅春先生)の試し読みができます。ボンベイ、何でこれで人気が出なかったんだろう…ww不思議だ。

重版出来! コミック 1-6巻セット (ビッグ コミックス)
 
エコー

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*1:特撮番組の場合は「おもちゃの売り上げ」という別の基準も存在する