浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンジード 劇場版はファイナルステージ

子離れしてくれないパパを追い返し(16・17話ってそんな話だったか)、伏井出先生は記憶をなくした野良作家になって放浪していて、そんな中で現れたノンフィクションライター・石刈アリエ。何かよくわからない謎のエロさがあって、全国にいる男児の何かを目覚めさせてないだろうかと思ったけどそのあたりどうなんだろ。ライハちゃんやモアちゃんの生脚は2人とも健康的な色気なんだけどそことは対極にある影のあるヤバめのエロスっていうか、深入りしたら危ない人ではって感じがあった。

その上リクくんやレイトさんの変身を目撃してしまってるし、例えばリクくんがベリアルの息子だとか暴露記事を発表して追い詰めるとかやるんだろうかと予想していて、まあなので22話はちょっと拍子抜けしましてね、うん。ええ…あんだけ何かありそうな気配を漂わせてたのに利用されて殺されてしまうだけなの…というかこの2人の雰囲気が子供番組のそれじゃないけどその辺を具体的に描写してくれる大人のウルトラマンジードはどこで観られますか超全集ですかAmazonプライムですかとか思ってたら…ええ…事態ははるかに斜め上だった。

f:id:asanem800:20171223193059j:image

えーと?つまりアリエさんに憑依したベリアル様が伏井出先生に接触して単独でフュージョンライズできるようにしてカプセルを奪還させてストルム器官を狙ってたと?22話での「殺害」の後はベリアル様がアリエさんの死体を動かしてたってことでいいのかな?いやそんな細かいことよりベリアル様が目的のためなら女体化も辞さないことの方にびっくりだよ!!!

f:id:asanem800:20140518214224j:plain

「ああ湊くん、私の頭にはメロンパンでも入れておいてくれたまえ」(言ってない)


戦極ハカイダー以来の「こんな奴とどうやって戦えばいいんだ」な敵じゃないですか!!!

ウルトラ怪獣DX ウルトラマンベリアル アトロシアス

ウルトラ怪獣DX ウルトラマンベリアル アトロシアス

 

女体化、レイトゼロに色仕掛け、伏井出先生に上目遣い、宙吊りにされたりお姫様抱っこされたり刺されたりしながら手に入れたストルム器官でパワーアップした最終フォームです!ベリアル様体張りすぎぃ!!!

f:id:asanem800:20171223193113j:image

まあ伏井出先生…利用されるだけされてボロ雑巾みたいに捨てられたことも、それでも絶望とか激怒とかしないで「やっと私を見てくれた」と喜ぶのもいろいろと「かわいそう」としか言いようがないんだけど「推しの養分となって逝ける」って考えるとこれ以上幸せな最期もないかもしれないなと考える自分がちょっと怖かったりする。なので、ライハちゃんが最後に「あなたは役に立った」と言ってあげたのは救いでもあったり。

ジードVSベリアルの最終決戦については、私は何しろ今年フラッとウルトラに立ち寄ったばかりでベリアル様の憎しみや悲しみについては理解しきれてないことが多いと思う。ただ彼もまたある意味ウルトラマンの光が生み出した闇だったのかなと今の時点では思った。何度も倒されてはよみがえっていたとは聞くし、はたしてこれで本当にベリアル様が倒されたのかはまだ何とも言えないかなって気はしている。リクくんがこれからどう生きていくにしても常に突き刺していく棘のような存在だしなあ。

youtu.be

とりあえず今、劇場版の比嘉愛流(本仮屋ユイカさん)が実はベリアル様だったらどうしようとは思っているwwでもゼロが帰った以上、リクくんが地球を守れるのは自分だけと思い詰めてしまうってことなのかなー。19歳にして過酷すぎる運命(´;ω;`)

f:id:asanem800:20171206093331j:plain

f:id:asanem800:20171206093350j:plain

そして助けに来るのは頼りになるといえばなるけど不安要素もすごく多い風来坊とストーカー!!!リクくん…がんばれ…がんばれ…(´;ω;`)

怪獣・宇宙人との関わりについては比較的抑えめで、ヒーローとしてのあり方を問う内容だったように思いました。幼い頃にフィクションのヒーローに救われた孤独な少年が仕組まれたストーリーの中でヒーローを演じ続け、最終的に誰にも決められない真のヒーローになる。彼をそうさせたのは関わってきた人たちとの温かい絆。何しろセリフでサラッと語られた幼少期のリクくんかなり闇が深かったからな…。幼い子供が「愛崎家の邪魔にならないように頑張ります」ってなあ…。そういう時期にモアちゃんの明るさ、芯の強さに出会っていなかったら、ドンシャインのグータッチがなかったら、常に共に助け合うペガくんとの出会いがなかったら。きっとクルトさんや伏井出先生のような暗い運命に縛られる末路に…。そんな彼が塗り替えた宿命は全ての元凶である父の救済というきれいな着地点。*1 時々ヘビーなところもあったけど、基本的には温かい視点で描かれていると思いました。しかしAmazonプライムでイッキ見したX・オーブは「全25話って意外に濃いんだなあ」って思ったけどこうして1週1話ずつって形式で観ると25話って短いな!って思いますね!!!(ワガママ)

www.youtube.com

\キャーガイさーん(><)/

何だかフラフラと入ってきてしまった16年ぶりのウルトラでしたがあまり気負わずに楽しめていて、これからもこんな調子でやっていきたいなと思います。昔は人の意見とか文句を気にしすぎて特撮は楽しむために観るものだっていう大前提を見失ったこともありましたが、自分の気持ちは自分の意志で決めてやるんだ。

www.tv-tokyo.co.jp

はてなブログのお題がこれ↓で、今年自分にとって大きな変化を呼び込んだエンタメは明らかにウルトラだったからこんなテーマで書いたけどこれで良かったのかなと心配になってきたので濱田龍臣くん主演・坂本浩一監督で事実上のジード2期とも言える(誇張)こちらを貼ってみましょうかね。ネトフリ配信もやるそうだし。キャストの全貌がわかるとむしろ東映×円谷スーパーヒーロー大戦inテレ東って状況ですが。

*1:…いや本当に今後のベリアル様どうなるんだろうなー…例えば何だかんだ言ってジードを助ける系もアリだとは思うけどジャグさんと被っちゃうんだよなー…。