浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

南瓜とマヨネーズ(1月10日Tジョイ出雲にて鑑賞)

「芽が出なくて働かないミュージシャンの今カレと女にだらしない元カレとの間で揺れる女心」と聞いて「いや…2人とも切り捨てて自分の人生歩んだ方がいいんじゃないですかね…」と即座に思ってしまうくらいには恋愛ものに向いてない私がカボマヨを観ましたよ!こんなアカウントなのでまともな感想には期待しない方がいいぞ!(ノ∀`)

南瓜とマヨネーズ (FEEL COMICS)

南瓜とマヨネーズ (FEEL COMICS)

 

 

この作品はそういうことではなく、ダメな男たちだとわかっていながらそれでも離れられないダメな女心の動きを描くもののようです。ごめんな!ほんと恋愛もの向きじゃないアカウントで!(ノ∀`)

正論ばっかりで頭でっかちすぎて売れないミュージシャンなせいちゃんのせいでツチダがガールズバーや愛人契約の仕事をしてるというのは一つの真実ではあるけど、せいちゃんをそういう人にしてしまってるのはツチダだよなあとも思うわけで。「せいちゃんのボーカルじゃないと嫌」なわけだから。でもツチダが働かないと成り立たない生活状況なのに得たお金を受け取りたくないせいちゃんもそれはそれで大概なわけで。だからこの2人はこのまま一緒にいても泥に堕ちていくだけで、ちゃんと生きていきたいなら離れるしかない。そういう行き詰まり感が映画全体を覆っていて、ツチダはよく肌を晒してるんだけどエロというよりは生臭さの漂う生き様という感じ。

kabomayo.com

観てからわかるのは、ところどころ「劇中には存在しない上手くいってた時期のツチダとせいちゃんの写真」が混ざっていたことでありおのれ卑怯な!!!ww

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ハギオですが、あれはねこです!(`・ω・´)自分が女を惹きつけることを知り尽くしていて、にゃーにゃーとエサと身体と寝床を求めて満足したらまたフラフラと去って行くねこです!でも女たちは彼を憎むことはないのです!ねこだから!!まあ目が合ったら運の尽きってところですね。まあそれは何かこちらとしても思い当たるフシはありますし…(18年前、2000年の1月末即ち初めてオダギリジョーを見た時を思い出すなど)

個人的ヒットはアパートにハギオを入れた翌朝せいちゃんが帰ってくるところですねwwベッドに寝てるハギオに動じず平常心で会話するツチダとせいちゃんwwあれあの場にいた可奈子ちゃんが一番居た堪れないよなww

まあ一応ツチダはどちらとも訣別はするんだけどどうかなあ、しばらくしてまたせいちゃんに近づいたりその辺歩いてるハギオを追いかけたりしてしまうんじゃないかなあ、そんな感じの立派には生きられない人間たちがそれぞれ生きてる映画でした。みんな違ってみんなダメ人間。