浅羽ネムの長いひとりごと

思いついたことを書いたり描いたりしてるブログ。あくまで主体がTwitterなのでコメント欄なし。のんびりやります。

SSSS.GRIDMAN 怯えないで、もう君は一人じゃない

この世界は神様が作った。そこで生きる人々は神様を好きな人しかいない。時々発生する「不快なこと」を神様が除去することによって。それは神様にとって優しく都合のいい世界。だけどそれは本当は神様でも何でもない人間の少女の精神を閉じ込め、蝕んでいく。

初期はアカネちゃんが嬉々としてクラスメイトを惨殺してる様子をヤバい子だと思っていたけど、よく考えてみると独裁スイッチを手に入れたら誰だってああなるよな、私たちだってSNSでミュートやブロックを使うのだし、「本当の人間」の彼女にとっては「作った人間」を消すのはそれと同じだよなと気づいたら責められない気持ちになっていった…が、そう思いかけたところで毎回オープニングに登場する殺されたクラスメイトたちを見て「例えこの世界が作り物であってもその中で生きる人たちは確かに“生命”だったのだ」と思い直したりしていた。

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「自分を好きになるように設定された」六花ちゃんはアカネちゃんだけを愛するようなタイプとは違い、特に親しくもなかったクラスメイトの死に動揺し、彷徨うアンチくんを放っておけずお風呂に入れてあげる優しい女の子。それはアカネちゃんがそういう優しさを求めていたからのように思うんだ。

やってしまったことを後悔し、謝罪し、自身が作った者たちに救われた神様は去るが、彼女の作った世界はそのまま続いていく。そして神様は元の姿に戻る。現実世界の…というよりも特撮版グリッドマンの世界の人間に。

夢のヒーロー

夢のヒーロー

  • OxT
  • アニメ
  • ¥250

いやー最終回では絶対この曲がかかると思ってたんだけどまさかオリジナル版の方だとは思いもよりませんでしたね!オリジナルの方がiTunesにないようで貼れないよ!

グリッドマンの声、明らかにアシストウェポンの新世紀中学生(なおボイスドラマによるとどう見ても中学生じゃない彼らがこう名乗っているのはかつて地球を救った中学生たちへのリスペクトらしい)、空に浮かぶ緑色の建造物、そして最終回の「本当のグリッドマン」。これ、アニメ単体としても不思議な世界で自分が作り出した闇に堕ちた少女を救う話としても面白いし、その「原作」である特撮版を観たら散りばめられたいろんな要素の意味が理解できてちょっとしたアハ体験になるという美味しさ。というより特撮版を既に知ってる私としては“これから原作を体験して意味を知る”方々が羨ましくさえあるのですよ。この体験って私のような立場ではできないことだもの。イイナー新鮮な初体験。

25年前の、決して一世風靡していたとはいえないどちらかといえば時代の影に隠れていたような作品を2018年の時代に合わせつつ原作へのリスペクトは絶大で原作にも触れたくさせる覇権アニメになっちゃうっていうのは神業ですよ。だいたい擦り合わせようとして中途半端になるかいろいろ切り捨てるしかなくなるもの。いやー面白かったー!ありがとう!ありがとうございました!

ところで皆さんどの怪獣が好きでした?

私はナナシさん!ぬぼーとしたゆるかわナナシAさんと一皮剥けたナナシBさん!これまでずっと「アニメで特撮を表現する」っていう演出スタイルをやってきたところで鮮烈デビューするアニメならではの動きしてくるやべーやつ!