何かお祭りとは、客演作品とはと考え続けた1ヶ月間だったような気が。
君を退屈から救ってもいいジオ?(仮面ライダージオウ)
「ひとりぼっちの少年にずっと寄り添っていたのはブリキのロボットだった」っての泣いてまうやろ。
常磐ソウゴは8歳の時にバス事故で両親を失い、王様になりたいなどと突拍子もないことを言うので友達がいない孤独な普通の高校生だった…(いや王様になりたいと言い出す18歳は絶対に普通じゃない)(というか1話冒頭では彼、クラスメイトに距離を取られてる感じでもなかったけどな…?)受験勉強もやらないソウゴくんに順一郎おじさんが心配そうな顔はしても特に咎めなかったこと、毎回かわいい手料理を出していたことに納得がいって目から水が出てくる。私はこんなやさしいおじさんを…黒幕なんじゃないかと思っ…すみませんでした!!スターク許さない!!!
ジオウⅡ登場の回で最初「ソウゴが魔王になるわけがない」と言ったツクヨミちゃんが最後には「ソウゴを倒すしかない」と態度を180°変えたことで一部で「高速手の平クルーしすぎ」との声が上がってたけど、実際のところあれはむしろゲイツリバイブ覚悟完了への布石だった模様。「バス事故の真相を知りたい」「本当はソウゴを倒したくない」「覚悟が決まらずゲイツリバイブになれないなら私がやるしかない」「ツクヨミがバス事故を起こしたのは俺のせいだ(覚悟完了)」まあきっとツクヨミ犯行説はミスリードなんだろうけど、この互いの思いがすれ違うことでどんどん事態が思わぬ方向に転がっていくの、すごく平成ライダーだなって感じある。まあその…ここに至るまでツクヨミちゃん自身の思いを描く機会が足りなかったのすごく惜しいとは思ってる…。1クール目はどうしても販促ノルマをこなしていかないとならないし、今回はレジェンドたちも可能な限り描いていかないとならなかったし、そんな中で装備がファイズフォンXだけの彼女が脇に追いやられちゃってたかなー。家出とかベルトを捨てる戻すの辺りとかラベンダーの香りwwwとか、いろいろ迷ってたゲイツくんと比較するとあまりにも足りない…とか若干モヤっとしていたものの、
おのれディケイド!!!
今わかることとしては「なぜかバスの運転手が門矢士だった」「そもそもツクヨミちゃんが入り込む以前からバスがふらついていた」「スウォルツさん(コート着用なので袖あり)も乗っている」ってことでこれがどう繋がっていくのかはかなり謎。年末からすごく興味深いのはですねー、ジオウで初めてライダーを観ている小さいおともだちには門矢士が謎の強敵に見えているのではってことです。はたしてこのアナザージオウ編でちびっ子たちはディケイドをああ見えていい人だとわかってくれるのか、それとも悪い奴のまま引っ張るのか、彼はどっちに転んでもオイシイ稀有な先輩ですねえ。いい声だから悪役ムーブが映えるんですよね。例えばディケイド終盤における剣崎のアレみたいなことをやっても大人は「こいつのことだから何か考えがあるな」と秒で理解できるし子供は普通にハラハラする。(…というか今さらだけど剣崎にアレさせたらあかんやろ…)
そろそろ気づいてきたけど、ジオウは「最後の平成ライダー」で「20作記念作品」だけどやってるのはオリキャス祭りではなく「物語としての総括」ですね。これまでの19人の物語を取り込み、次世代の後輩に繋げていく。なので「10周年記念作品」でライダーの世界を破壊してきたディケイドだけは絶対に必要だけど、他のレジェンドは出せたら出すくらいの感じなんじゃないかなー。それは記念作品のあり方として正しいのかって意見はごもっともなんだけど、歴代のオリキャスを次々出していくお祭りっていう昭和ライダー、隣の枠(戦隊&プリキュア)、他社(ウルトラ)でもやってることに並ぶのって平成ライダーのあり方としてはつまんないとは思いますね。この枠は急に客に向けて爆弾を投げてきたりそれで非難されても「えっ?何か問題が⁉(すっとぼけ)」って態度でいる方が良くも悪くも似合ってるのでは。(ぼくは白倉Pを何だと思ってるんだ)
スーパー戦隊最強バトル
それこそ「正しいお祭りを求めるならこっちにしなよ!」って思うわけです。
本来春映画的なお祭り大集合なやつには苦手意識があるんですが何かこれは穏やかな気持ちで観られました。思うにこれがルパパトとリュウソウの間にある単体の特番で、どちらの本編にも浸食しないものだったからでは。あと(自分の観測範囲では)オリキャス出演デマを見なかったというのもきっと大きい。
自分にとっては1話目の大和先生と朝加圭一郎のディベートがキモで、ジュウオウジャーは2016年でそろそろ知らない視聴者が出てくる頃合い。そんな彼が今回の話を回す上で、前番組であるルパパトの登場人物が導線を引いてくれるのは親切設計だし、その役をやるのが朝加圭一郎なのが実に良い。ルパパト観てた人ならジュウオウ知らなくても「まあ圭ちゃんが認めるなら…」ってなるやん?それで大和先生の願い(病死した子を一時的に生き返らせて地球の素敵なものを見せたい)なんだけど、圭一郎はこの手の願いを賭けて戦ってきた快盗を1年間見てきたので、それが市民の平和を脅かすものでなければ応じてくれると思う。そしてまず最初に「世界平和はここにいるみんなが望んでる」って大前提を提示してきたのはすごくいいぞ。みんなわかっててあえて言わないことだけど、言わないでいると見失ってしまって「この映画は何をやってるんだろう…」って戸惑いながら90分くらい映画館にいることになったりするぞ。(春映画についていろいろ思い出しながら)こんな感じで最初に安心できたので、素直にお祭りとして楽しめたってところですねえ。かつてないほど知性のあるタカ兄にはびっくりしたwwwああ見えても一児の父。
スウォルツさんいつ見ても袖がなくて寒そうなのでつい。
こうして考えると、私はヒーロー大集合祭りそのものはそんなに嫌いでもないな?ただいろいろと作りがアレなやつに出くわしすぎて避けたがるようになってた感じだな?ただこういう「素直な」お祭りは戦隊だけの祭りだからできることなのかなと。ライダーも一緒のお祭りだとノリでジュ―ランドが壊滅したりするからな…(トオイメ)そして今までの数々の春映画でいろいろとアレだったのは愛があるとかないとかではなく、予算や時間のなさに対してノルマが多すぎるという根本的な問題だと思うよ。今回の特番でのノルマは「ルパパトからリュウソウへのゆるやかな繋ぎ」と「リュウソウの販促」くらいなので。
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来週放送に先駆けて、夏の映画のティザービジュアルが到着だティラ〜♬
— 騎士竜戦隊リュウソウジャー (@ryusoulger_toei) March 10, 2019
7月26日(金)公開に決定したよん。
今年の夏は誰も見たことがないヒーローキングダムへ!
テレビも!映画も!リュウソウジャーの壮大な物語を見逃せないんだティラ〜♬#リュウソウジャー#ジオウ#ヒーロー王国#ティラ〜 pic.twitter.com/DWwavD5w8T
というわけでリュウソウについてまだよくわからないうちから夏映画のティザービジュアルが出ました。今年の公開はちょっと早めね。
ジオウについてご報告(3月19日追記)
ちょっとしたお知らせです。ジオウの視聴は17日放送の27話をもって脱落します。今Twitterの一部で回っているオダギリさん出演と言われてる画像はチア☆ダンのものを使ったコラです。これでまたから騒ぎしてる光景を見たらライダーはもういいやと思って。次のリュウソウの感想を書く時にまた何か書いとくかな。