浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ヒーリングっど❤︎プリキュア 優しい人が潰されないように

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最終決戦の辺りを観てて思ったこととだいたい同じことが書いてあるのでこれを貼って総括としとけば良くね?などと怠慢の極みをやろうと思いはしましたがさすがにそうはいくまいよ。

ダルイゼンの末路というか、のどかが助けなかったことってえっ荒れてるのこれって驚きがありました。私はプリキュアの様式をまるで知らずに観てたので劇中の描写で判断するしかないわけだけど、ビョーゲンズって一貫して人間にも地球にも悪事しかしてないよな…?何か情が芽生えてたわけでもないし、改心フラグに当たるものもない状況で和解に至らなかったとしてもそれって責められることなのかちょっとわからないでいる。自分はこれをスーパーヒーロータイムの感覚で観ていたのかもしれない。

実際のどかは自分の限界超えてがんばりすぎる傾向はあったし、自分からダルイゼンが発生したと知って悩んでたし、自己犠牲に走ってしまうのではと予想したことはありました。ただ、設定では中学生女子だし、なりきり玩具を売り込む関係上プリキュア≒テレビの前の小さい女の子たちという位置付けに思えるんですよね。そういう子に地球のために犠牲になれと求めるのって非道すぎないだろうか。だからみんな無事なまま解決できたのは驚きと共に安心しました。

なお私、ダルイゼンの処遇よりもプリキュアの正体を知ったすこやか市の人たちが何も見なかったことにした方にグッと来た者です。何かずっとヒーロー俳優は一生ヒーローでいろ、いつでも客演するために売れるな、できない奴は出演を黒歴史にしてるんだろうって暴論が続いてるのに疲れてるんだろうな。ヒーローは世の中の希望だけど市民が依存しすぎるのも問題じゃないかと思っていたところだったので。

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病原菌と戦うプリキュアというとんでもなくタイムリーな状況になってしまい、あと他のニチアサ同様5話くらい減ったことで尺の足りなさを感じることはありましたが、自分なりの背負いすぎない頑張りを各キャラの方面から見せていくのは楽しかったです。お疲れ様でした。

ところで最初これを観る上で昨今のプリキュアが取り入れてる多様性とかがどんなことなのか見てみたいと書いてた気がしますが情勢が情勢なのでそれどころではなくなってしまいました。ただ1年付き合ってみた感じここにあるのは現代を生きる子供たちに向けたメッセージであって、これを引き合いに他作品を見下す人もタヨウセイバーと腐す人もどちらにも付き合いたくないなという思いはあります。あとダルイゼンの末路で荒れるんならこの界隈ちょっと面倒かもと思い始めてる。