浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

カムカムエヴリバディ第8週「1951-1962」(安子編8/るい編1)

安子「るいは私の子です。絶対に離れません」

千吉「雉真におるのがるいのためなんじゃ」

誰も…!るい自身の意志を確認していないのである…!

いやあの、安子について行くにしても雉真に残すにしろ彼女の人生に大きく影響することだからね!?

「こうすればあの人は喜ぶはずだ」と言いながらそれは自分自身が望んでいることすなわちエゴに過ぎないという行動を雉真の大人たち全員がやってしまっていて、その結果振り回されるのが一番幼くて守られるべき存在のるい。彼女からしたらわけがわからないまま母の心が遠く離れてしまったようにしか見えないわけで、その結果が子が親を捨てる形に。誰からもどうしたいのか聞いてもらえなかった彼女が自分の意志で起こした大きな決断だ。

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今週は特に安子よりもるいの方に感情移入しやすかったというか、本当は月曜からすでにるい編は始まっていたのかもしれない。なお公式サイトがるい編仕様にリニューアルされたのは水曜日放送分(るいが安子を切り捨てた回)の後なので切り替わりはこの時らしい。週半ばでバトンタッチとか聞いてないよ。ずっと安子編は今週いっぱいで年明けから心機一転るい編で年越しフラッシュ!だと思ってたから戸惑うというか、年内放送は28日(火)までと知ってえっこのブログのやり方もどうすんのと困ってるところよ。(いつも土曜まとめ放送直後にアップできるようにしてるので)

アルデバラン

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「君と私は仲良くなれるかな」じゃあないんだよ!!!
母を捨てたるいは千吉さんの死とともに雉真家とも決別し、金も受け取らない額の傷を治す手術も受けないと突っぱねて一人大阪へ旅立つ。それは彼女にとってはこれまで自分を縛り付けてきた家からの解放だったはずだがその呪縛はあまりに強固。

あの状況においてまだ若く学もない(尋常小学校卒→家事手伝い→結婚→出産→戦争未亡人)安子が上手に立ち回るのには限界があるし、かといってるいが母を憎むのも仕方ないとは思う。母と娘の悲しき断絶が修復されることはあるのかそれともまた別の落とし所が見つかるのか、今はまだ謎のままるいの独り立ちは始まったばかり。

こっちが聞きたいわ!!!

いやまあ、ちょっと前まで犬だったし宇宙人くらい演じるんじゃないですかね(ノ∀`)侵略宇宙人ではなさそうだけどどうにも掴み所のない謎の男の正体とは?まあるいの心は侵略するみたいですけどね(ドヤァ)

f:id:asanem800:20211221210615j:image(12月21日火曜日、本編があの通りのドロドロエヴリバディの中描いたもの)

三代目ヒロインでるいの娘ひなたは父親の影響で時代劇好きらしいんだけど、事前情報では謎の男って時代劇のことは言われてなかったのよなあ。それにまさか勇(呼び捨て)の株があんな大暴落すると思わなかったじゃない…ロバートの役回りがあんなだとは事前に想像できなかったじゃない…!カムカムは常に予想の斜め上を行く

本来私は推しを観るために安子編からずっと観てましたが最初のうちはキュンキュンの少女漫画やってたもんで気軽に面白いわあと思っていたらいつの間にか岡山舞台だからって横溝ワールドと化して「面白いは面白いけどめちゃくちゃヘビーなんですけど…」とかなりグロッキーになってたのでとりあえずふんにゃかふんにゃかしてる謎の男は見てて楽しそうです。…今度はいつ鬱展開になるのかな(何てこと言うんだ)