まずはカッコいいオープニングを聴いてほしい。
これだんだんこんな感じに聞こえるようになってきました↓
(イントロ)
佐殿はスケベだ
いろんな人をたらしこむ
小四郎は振り回される
がんばれ小四郎(がんばれがんばれがんばれがんばれ)
坂東武者はヤバい
隙を見せたらやるかやられるか
Pはホームドラマだと言うけど
ホームで殺し合うのは
ホームドラマとは言わないんじゃないかなあ───
(ここで女性スキャット部分)
これからもヤバい人たちが殺し合うんだろうな
何て血みどろの鎌倉幕府───
(ここで長澤まさみナレーション)
いやわかる、わかるよ!隙を見せたらたちまち殺されるドラマなんて言ったらお茶の間ドン引きだもんな!コメディでくるんでいかないとな!
日本史の授業とか源平合戦を題材にした物語だと何となく「横暴な平家に人々の怒りが爆発して源氏の御曹司頼朝や義経が立ち上がる」みたいな感じになってると思うけど、このドラマは北条氏視点のせいなのかだいぶ受ける印象が違うな?
事前の説明では主人公の小四郎(義時)と頼朝はバディということだったけど小四郎は亡き兄の願い「坂東武者だけの世を作る」を果たすために頼朝を神輿として利用しているだけだし、頼朝は頼朝で誰も信用せず人を取り込むことばかり考えている。そして周りの坂東武者たちも一枚岩ではなく基本的には己の兵糧と所領の方が大事。何かのきっかけでいつ裏切るかわからないスリリング。何ならいい人から真っ先に殺されていくまである。ヤバい。これはナメられたらやられるという価値観が根底にあるわけで、ホームドラマというよりヤンキー抗争ドラマなのでは…?まあきっと日曜夜8時にお送りするにはホームコメディドラマと言っといた方がいろいろ都合がいいのだろうと思います。すでにごまかしきれなくなってきてるけど。何だあのバーサーカー義経。