浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ドラマ10大奥 八代徳川吉宗・水野祐之進編②

再び吉宗の時代よ!キャー上様ー(> <)

超合理的で思い切りが良すぎる吉宗、政策はサクサクと決め、世継ぎ問題についてはその辺の下働きを捕まえてスピード妊娠。この時代に精子バンクがあれば絶対乗ってたに違いない。そして政策の話をしながら出産とかなりのパワフルさだ。家光編と綱吉編がどんよりしてたこともあって爽快感がある。しかし名君吉宗でも作物の出来やそれに伴う経済の流れを完璧にリードするのは難しく、その上赤面疱瘡の感染爆発には手の打ちようもない。しかし小石川養生所開設や蘭学解禁など打てるだけの手は打ち、今はまだ無力でも将来への道筋を繋いでいく。バトンを受け継ぐのは障害を持ち意思を伝えるのが困難な九代家重と彼女の苦悩を理解してサポートし若さゆえの大胆な判断ができる田沼龍(後の田沼意次)。次世代の活躍はシーズン2を待つとして…んん???田沼意次って賄賂など悪政で有名なんじゃ…???ここにも綱吉の生類憐れみの令の時のような重い真実があるんだろうか。

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タイトルは吉宗・水野編なんだけど実際のところは吉宗を中心としたBIG  LOVEの話だったような気がする。吉宗は民を思い苦闘しながらも突き進む。密かに手を汚しながらも支える久通、種無しの身でありながらも姫たちの“父”となった杉下、赤面撲滅のために持てる手を尽くし続ける水野らは皆彼女の思いに応えるための働きをしている。それは決して楽なことではないが観ていてとても爽やかでもあった。原作未読の身でもかなり爆速に感じる展開だったけどその分各シーンのカロリーが物凄かった。特に9・10話は「何かすごかった!」以外に言えないほど画面のエネルギーが強かった。

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シーズン2の概要がこれだけどこれ1クールで足ります?赤面撲滅と倒幕が重なる感じなのかこれ?あと西郷どんよぉ、望んで政務の座に就いていたわけでもない女たちにその言い草はねえだろうよぉ。ところでこれ疫病に対処しているうちに外敵が攻め込んでくることになりそうだから突飛な設定の時代劇でありながら現代(いま)を映し出すドラマになるわけだなあ。