浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

超電磁マシーンボルテスV 31~最終話

2話で母親死亡!の衝撃から始まり合体阻止やら獣士パワーアップやらの敵の策略に対してボルテスチームが対抗策を立てる息詰まる攻防戦をやってるうちに剛博士の衝撃の出自、それに伴う剛3兄弟にまつわる衝撃の秘密などと次から次へと衝撃的な展開を繰り広げるボルテスV、基本的には1話完結なのに続きを観たくなる牽引力がとんでもなかった。そして終盤ともなるとそういうのはもうとどまるところを知らない。いやーびっくりしたねえ、家族を奴隷にされたファルコン一般隊員がその怒りをボアザンの血が混じっている3兄弟に向けたことからボルテスチームとファルコン隊員との間に亀裂が生じたのはいろいろヤバかった。「地球人を襲うボアザン星人が憎い」が「ボアザン星人だから憎い」にすり替わっていく危うさって地球人にもあるんやで…。○○国人がどーだこーだって毎日のように飛び交うからね…。

そうこうしてるうちにボアザン星の元奴隷たちがボルテスチームと結託して剛博士を助けに、そして虐げられる奴隷の解放のためにボアザン星にカチコミに向かうことに。強力な加勢を得て勢いづく奴隷たち!思いもしなかった抵抗にオロオロするばかりの貴族たち!そんな中でただ1人貴族のプライドを掲げ戦うプリンス・ハイネルだったが最後の最後で衝撃の事実───政争に敗れ死んだと思われていた父ラゴールは実は地球に逃れ剛健太郎として生きていて、すなわちハイネルは剛3兄弟の異母兄ということになる───を知り失意のまま死亡。とても苦い勝利だったがとにかくボアザン星の民は自由を勝ち取ったのであった。

ハイネル、現代だったらこのカチコミ以前からボアザン側に疑問を持つなどして改心し弟たちと共闘する流れになると思うんですよね。ただ地球人を虫ケラと呼び非道な行いをしてきたのも事実なので許されるわけではない。ただ裏切り者の子として母星では蔑まれて真の味方はジャンギャルとカザリーンの2人だけというのは一貫していたので哀れさは漂っていたからねえ。それにしても皇帝ザンバジルに見捨てられてもなお変わらぬ忠義を貫く部下2人には悪者なれどホロリときてしまったよ。

Q:それで描く絵がこれなのは何なの?

A:人には芸風というものがあります。

1週5本配信は無茶なスケジュールだったけど「こんな機会でもないと一生観ないと思う」ってことでフラッと立ち寄って良かったなあ。めちゃくちゃ面白かった。

さて今週末から映画が公開されますぞ!

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レッツ!ボルトイーン!!!