この絵は19話を観る前に描いたものです。
脚本:根元歳三
監督:武居正能
先輩の方を「あの子大丈夫かしら…」と心配するイベント回だ!
ヘルナラクを追ってたどり着いた別の次元の“星下市”では“仲間によく似た人たち”が地球防衛隊の隊員として戦っていた。そして現れたのがアークによく似た巨人…
よく…似た…?すみません私嘘をつきました。この次元でヘルナラクと相対している彼らの思いは一つ。「自分たちの身の安全のために他の世界を脅かすことはしない」イエーイ自分の銀河の安全のために地球を犠牲にしようとしたゼ・ズー見てるー!?
そしてこの巨人は案外理解が早いので瞬時にアークを味方と認め共闘、再び次元の向こうへ逃れるヘルナラクを追うアークと手を繋ぎ…ぶん投げた!!!ブレーザーくん、最初は得体の知れない宇宙人と言われながらも今では一般隊員にも人類の味方だと理解されてる様子。よかったねえ。それはそれとして相変わらず得体は知れないけど。
元の次元の“星元市”に戻ったユウマだが、そこでは既に4日経過しており、防衛隊がヘルナラクと卵に総攻撃を実行することを決定していた───住民の避難は完了しているとはいえ星元市を犠牲にすることも辞さない姿勢で。「あの次元」の人たちとは正反対の決定だった。
そんなことになってはいけないという思い、しかし自分1人でヘルナラクを倒せるのかという迷い、しかしそもそもユウマ/アークは1人じゃない、SKIPも防衛隊も共に戦ってくれる仲間であり、そしてあの巨人が差し伸べた手は───顔半分を覆う青白い光、体に浮かぶ丹碧の光、そしてアークアイソードを包む螺旋。それは確かに新たなる力だった。
ブレーザーキューブ、ホルダー付属ということは去年でこれに相当するアイテムってストーンバインダー付属のじゃんけんストーンなのか…。
それぞれの次元で戦う2人の巨人の動きがシンクロしてるのがアツくて良かったなあ。この1ヶ月間ってそもそもブレーザーという作品がトガりまくってるのもあって「客演のお約束」からは少し外したことをやっていてそこも興味深かった。何か良いこと言って励ます先輩役は別の宇宙人だし、前作キャラは誰も出ないし、2人で組んでヘルナラクを倒すというわけでもない。でもアークのエピソードとしてすごく誠実なあり方で面白かった。
ここで私の立ち位置を改めて説明しますね。推している俳優はオダギリジョーさんです。きっかけは仮面ライダークウガです。だけどきっと仮面ライダーのことはもう愛せないと思っています。*1推している人を裏切り者と罵る“善良で純粋な特撮ファン”を嫌というほど見てきたのでね。こんな私はどのヒーロー番組においても何が何でもオリキャス出せって気持ちにはなれなくて、「オリキャスが勢揃いして変身ポーズキメたら脚本なんかどうでもいいんだよ!」みたいな言説にも何か乗れない。だから今回のような変化球がバシッとハマるのが小気味いいのさ。考えてみればトリガーでのティガとかデッカーでのダイナとか、「必ずしもオリキャス一辺倒ではない」「しかし先輩の格は落とさない」やり方もやってるよなー。
ゴメス(SP)の隠された秘密…実は頭の角が取れるとか?(ダメです)何かこのSPというのが「シンギュラポイント」のような気がし(ダメです)
次回ゴメスが空を飛ぶらしいんだけどまさか尻尾を持って口から何か出して(ダメです)
今回この記事に座談会とかそこで発表された案件についても触れようと思ってたんですが何か長くなっちゃったのでそっちは別の記事にします。
*1:ガッチャードのことは好ましく思っています。ライダーというよりはニチアサのヒーローとして。