浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

機動戦士GundamGQuuuuuuX〜盗んだモビルスーツで走り出したらテロリスト認定されたでござるの巻〜

どうも、この作品は鶴巻和哉監督なのに多くの人が庵野庵野言ってんのは何なんだろうと思ってるアカウントです。とはいえ私のシンシリーズへの付き合い方は相当いいかげんで、

こんな感じなんで私なんぞに取り合う方が間違いだと心得てくだされ。

さて映画のパートが終了した後にお送りされたのはお嬢様マチュの転落人生。彼女はただシュウジとキラキラを体感していたかっただけなのにニャアンもキラキラしちゃうしシュウジはキラキラしすぎて消えてしまうし自分はテロリストとして未成年なのに公開捜査になって捕まってしまった…まあ正直びっくりするほど「かわいそうではない」ですなあ。

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15の夜

15の夜

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マチュは自分の日々を退屈に思っていて偶然出会った秘密のクラバやキラキラにときめきを感じ宇宙の彼方に飛び出していきたいと考えている。要するに尾崎豊的世界観で生きている。でも難民で何かと軍警につけ狙われるニャアンからしたらその暮らしって喉から手が出るほど欲しいもの。マチュのこの年頃ゆえの見える世界の狭さはともすれば傲慢でもある。しかしここでどん底かと思いきやなんやかんやで大気圏突破して地球へ向かうようなのでそれでこそマチュ!飛び出していけ宇宙の彼方!という気分もありますわ。

まあその…今どきのティーンの視聴者にマチュの尾崎豊マインドって理解してもらえるんだろうかという心配はある…盗んだバイクで走り出したり校舎のガラスを割る衝動に共感できないって声も多いらしいし…。でもそこまで極端じゃなくても親を鬱陶しいと思ったり日常から抜け出したいと思う気持ちはいつの時代も共通なのではとも思ったり…。それと世の中にはミャンマーまで連れて行かれて闇バイトしちゃう高校生もいるわけでな…彼がどういう心境なのかまでは知らないけど。

この先は地球でマチュのジークアクスとニャアンのジフレドの一騎討ちになりそうだけど、話がジオン中枢に移っていくとついていけるのか心配が…。何かこの作品はずっと「地球人は全員宇宙世紀を観ておりますが…」みたいな態度を通しているように思えていて、かわいいガンダムファイトを望む当方はここ最近「サイド6とは何?」とか「ニュータイプとは何?」とかからわかってないので困惑はあります。例えば「キシリア様が自炊をしているのは暗殺を恐れてのこと」というのはSNS有識者の見解がなければわからなくて、でもそれって彼女がジオンにとってどういう立場なのか知ってないと思いつくの無理じゃないですか、画面から読み取れるのは「何かジオンの偉い人らしい」ってことくらいなので。でもこういうのは現代では常にSNSを片手に画面を観るのがデフォルトなのだろうし私の視聴の仕方がぬるいのかもなあ。でもX読みたくねえんだよなあ〜〜〜。*1

*1:「ここのシーンはあの作品のここからのオマージュだ!」とかキャッキャしてる人たちが乃●坂陰謀論とか言ってガチギレしてる光景には付き合いたくねえ…。