子供の頃よく放送されていた懐かしのテレビ特番的な番組でジャイアントロボ最終回はウルトラセブン最終回と並んでしょっちゅう流れていて、それゆえにオチだけは知っていました。でもそこまでの積み重ねが思ってた以上に丁寧だった。ロボ、徐々に自律行動してるよね???そもそも「ロボがんばれー!」などといったふんわりした命令でも的確に動いて怪獣を倒せてるし、U7の言うことに「ま”」と頷いて答える時もあった。ユニコーン機関もそんなロボを兵器というよりは大切な仲間として扱っていて誕生パーティーを開いたり、敵の手に落ちたロボを破壊せざるを得なくなった状況でめっちゃくちゃ苦しんで涙したり。そんな関係性でU7の命令を何でも聞いてきたロボが最後の最後で言うことを聞かない意味がとても重く切ない。
奇抜なデザインの怪獣とバトる大特撮、予算は大丈夫かと思ったら大丈夫ではなかったらしく全26話となったのだとか。特撮って…お金も時間もかかるよな…。何か後半になると再登場怪獣が続々と出たりしまいにゃ迫り来る赤い液体と戦うことになったりで素人目にも「予算厳しくなっちゃったんやろなあ…」と感じられたり。同期のウルトラセブンもそんなことになってますよな。特撮にこだわると長く持たないのは辛いところだがでも持たせるためにいろいろ削減してみみっちく見えるのは良いことなのだろうかという思いもあり…メタルヒーローも戦隊も何かあればすぐ埼玉寄居の採石場に移るのを子供心に「この景色飽き飽きよ」とも思ってましたよ…継続していくのって難しいよね!!!
怪獣プロレス×スパイアクション面白かったです。ところで終盤になっていくごとに怪奇演出が多くなり、「第一次怪獣ブームの終わりが近づいてるのだなー」と「後の仮面ライダー、そして変身ブームへの導線もあるなあ」ということを思いました。あと仮面ライダーってマジで「早い、安い」でできてんのな。