浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜、メインヒロインは喜多川歌麿のような気がしてきた。

f:id:asanem800:20250602193428j:imageもっとセンスのある人ならもっとちゃんとうさんくさいネット記事風にできるんだろうなあ。

第一章での蔦重はたくさんの人との別れがあり、第二章の現在ではその悲しみが彼を強くしたように思える。常に人と向き合い、相手が求めていることに答えるため奔走する一方でそのやり口が汚いという声もあり、なんやかんやでおめえは吉原育ちの忘八側の奴だよ!とは思う。

ところで気がつけば変なギャルゲーになってませんかい?

  • 両想いの幼馴染瀬川とは結局別れる
  • 幼い頃からまとわりついていた誰袖は今は田沼意知LOVEで共に蝦夷を上知するための策略を巡らす同志となっている
  • 妻のおていとはビジネス婚

蔦重何だおめえ、何なんだこれ。吉原の女に手を出すなと厳しく躾けられた影響はたぶんあるんだろうけど吉原の女じゃないおていさんにもこんなだからのう。で、思うんだけどメインヒロインって喜多川歌麿になってないか?

今作での歌麿は夜鷹の子で幼い頃から男女問わず客を取らされ、大火の際に親を見捨てて逃げたというあまりにも暗い出自。蔦重の元から離れた後もまるで自分に罰を与えるかのように客と寝て時にはひどい仕打ちを受けながら生きてきた。そんな環境から救い出し義弟という立場も与えてくれた蔦重に対する目はどうにも恩人への感情というには重すぎるように見える。───まあ蔦重は安定のにぶちんなので義弟以上の感情はないんだけど、これって後々何か尾を引くやつ?