浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

新選組! 第二十六回 「局長 近藤勇」

16話同様、つねさんに報告する手紙の形式で現在の状況を説明する回。あの時は本当は大きな働きなんてできてないことは書けずにさも上手くいってるかのような書き方だったけど、今回は働きは上手く動いてるものの、自身も組織も泥を被ってしまってることは書けない。

話はずいぶん変わって、本放送の2004年当時スーパー戦隊枠は特捜戦隊デカレンジャーSPDスペシャルポリスデカレンジャー!燃えるハートでクールに戦う5人の刑事たち!

ED歌手は今作で内山彦次郎役のささきいさおさんです。で、18話が新選組の隊士になりきる回だったり(レッドが架空の隊士の子孫設定)、映画村でデカレンジャーVS新選組なんていうイベントやってたりまあ要するに…便乗してた感じ…?なのでこの26話は私だけが「デカレン回」と呼んでます。

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当時東映はこんなのも出していて、あの時はあまりに露骨な便乗に苦笑するばかりだったけど今このサムネイルで在りし日の泉政行さんの姿を見ると、作品とは人の生きた証を残すものだなと思う。

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恩人にひどいことされるとキレる斎藤安定のわんこ。えっ拷問のところは描かないのかって?…いや私めんどくさいタチで、脱がれると面白くないって考えちゃうっていうか、むしろガッチリ着込んでるところから見える首筋とか乱れた髪とかそういうのに色気を感じるタイプで(お前の性癖は誰も聞いてない)何より問題なのは自分でそういう絵が描けないところですね!(`・ω・´)(あかん)それはともかく斎藤、暗闇に生きる手負いの獣だったのが人の温かさに触れて徐々に人らしくなっていくの…いいよね…まあ斎藤それによってこの先苦しんでいくんですけど…(ミタニン鬼かな)

放送当時は「内山様が幕末のスペシャルポリスにデリートされた」って言ってたんだけど、こうして改めて観るとすごく「時代劇」だなって今さら思ったっていう。夜の闇に紛れ、私腹を肥やす悪い役人を成敗する中で鳴り響く三味線の音。でも果たして彼らは時代劇のヒーローであったろうかというと…正々堂々戦うと誓いながら最終的には後ろから一突きだし、攘夷派の犯行に偽装してるし、どちらかというとまた一段と深い闇に足を踏み入れてしまったと言うべきかなと。そのあたりが、このドラマが「時代劇」ではなく「大河ドラマ」たるところなのかなと思ったりとか。