浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ULTRAMAN(3Dアニメ)

このタイトルだけだと「通称ハムトラマンとも呼ばれるネクサスエピソードゼロな実写映画」と紛らわしいのってちょっとどうなんだろうとは思っております(ノ∀`)

ULTRAMAN ver.早田進次郎 (ヒーローズコミックス)

ULTRAMAN ver.早田進次郎 (ヒーローズコミックス)

  • 作者:清水栄一,下口智裕
  • 出版社/メーカー: ヒーローズ
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: コミック
 

 

かつてウルトラマンと呼ばれる異星人と一体化して戦った早田進の息子新次郎が父と同じように異星人との戦いに身を投じていく物語。父親は一体化していた時の記憶を失っていたということでこれは初代ウルトラマンの最終回を引き継いでいるので「あーなるほどこれはセブン以降が存在しない世界線ということなのね」と思いながらネトフリで再生を続けていたら赤縁メガネの諸星弾濃い目の顔なジャックが登場しては?え?となり、“幼なじみの夕子ちゃん”を守りたい北斗星が出てきた辺りで「要するにこれは“再構成”または“翻案”みたいな感じなんですね?」と理解する。確かにこれは漫画・アニメの二次元媒体でないとやれない話だろうなー。父早田の作画がどう見ても「現在の黒部進さん」なんだけど実写だと「今までのウルトラシリーズに登場したハヤタ顔のあの人誰やねん」ってことになっちゃう。あとこの対象年齢15歳以上な世界観でエースを翻案するならバーチカルギロチンで斬殺しまくる的造形になるのはすごく納得がいくww

ところで私は日頃観ているアニメってクレヨンしんちゃんくらいで、こういうモーションキャプチャー3Dアニメの動きに慣れるのには苦労しました。戦闘シーンは実写とも2Dアニメとも違う新しい表現だーと面白く観られるんだけどドラマパートの方がその、宇宙からの脅威とかの会話をしてるのに動きがしまじろうみたいだなと思ってしまうというか。(地上波ではニュージェネの前にしまじろうが放送されているのだ)そういう不慣れなことでの混乱はありつつ、世界観に合わせた翻案を面白く観ていた感じですねえ。…ある意味ヒーローズ(セブンイレブン限定販売)連載&ネトフリ配信という限定された環境だからこそアリな作品だと思うんだけど4月からの地上波放送ってどんな反応になるのかはちょっとわからん。ウルトラをあまりよく知らない人がこれを観たら「日本人が作ったアメコミのようなもの」に見えるんだろうか。この辺は穏やかに見守りたいかな。

えー、このブログを昔からご覧になってくださってる方は私が2015年にヒーローズを購読していた時期があったこともご存知だと思います。読んだ理由も今は読んでない理由もここでは関係ないことなので書きませんが、その時確かにこれの原作もチラッと見かけてはいたんだけどその当時はウルトラに戻ってきてなかったし「ヨク…ワカラナイデス…」となってしまっておりました。もしかしたら私、ストーリー漫画の情報量が多いタイプを読めなくなってるのかもしれない。