1話ですでに変身してはいるんだけど、それは「気持ちが半端だったから」白い不完全なクウガだった。まあ半端とは言うものの、要は「その優しい性格ゆえに相手が怪物でも拳を振るうことに躊躇した」ってことだよなあと。ヒーローとしてはみんなを守るために拳を振るうことはとても真っ当で、カッコいい。そしてあの状況ではこうする以外になかった。それはわかる。わかるけど。後々のことを思うと、ね。
1話が導入回で2話が細かいところの説明回っていうのは連続ものではよくあることだけど、クウガ2話の場合は説明されたのは世界観よりもむしろ五代雄介のそのキャラクターについてだったような。姿形が変わってしまったことに慌てる桜子さんにものすごくあっけらかんとしてるのを見て当時面喰らったんですわ。(…だけど後々の事を考えるとこれは心配かけたくないからこんな受け答えを…)当時の特撮ヒーローはいろいろと性格描写の多様化が進んでいた覚えがある。お笑いあり、恋愛あり、仲間割れあり。ただライダーの前にあの8時枠だったメタルヒーローはまだ正統派寄りではあったかな。その後カブタック・ロボタック・ロボコンとヒーローではない不思議シリーズっぽい路線が3年続いてクウガ開始。五代くんのちょっとフワッとしたキャラが全く初めてかというとそういうわけではなく、高山我夢くん(ウルトラマンガイア)がいます。理系の良い子です。ただこういうキャラをライダーで見るのは初めてでした。(注意:この認識はあくまで私個人の印象ですよ)昭和ライダーの場合だいたい男っぽい感じになっていたから、たしかにこのふわっふわな子犬が現れたら驚かれるかもしれぬ。かわいい。
女子のトキメキポイントですね!!!(どっちも男やないか)