浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

侍戦隊シンケンジャー 第九巻

「猛牛大王!天下一品!」って殿、焼肉屋なのかラーメン屋なのかはっきりさせてください。

そんな販促から始まった九巻は家の宿命と個人の夢の話が続いたようなっていうか、34話(茉子の親子対立)と35話(流之介の歌舞伎仲間への思い)ってそれもっと初期にやるべき話のような…?販促スケジュールとドラマ進行の調整ってタイヘンネー。

しかし34話、茉子の両親は娘を捨てたわけではないということだけど、正直「えー…20年近くろくに交信してなかったようだし先の戦いで傷を負ったにしてもちょっと虫が良すぎるんじゃ…」とは思いましたの。

f:id:asanem800:20170507052957j:image

いや待て、孫娘を侍修行に専念させたいお祖母様が手紙とか全部握りつぶしてたとしたら…⁉︎(さらに前の代のシンケンピンクなんだろうし)ただ茉子の「いいお嫁さんになりたい」って夢は幼い頃の心の傷が発祥なんだろうと思うとしんみりする。たとえ壊滅的メシマズでも。*1

34・35話はむしろ本筋よりも薄皮太夫と十蔵がアクマロ側についたって方が重要かな。2人とも心の渇きを潤すための行動だけどその先には破滅の道しか見えないな。そして36話は大和屋脚本で秋のギャグ回。源ちゃんは侍じゃないけど親から継いだ寿司屋を発展させたいっていうのはそれはそれで家の使命でもあるかなー。だけど本人にはカレー作りの方が才能があると(ノ∀`)まあカレーってルーの箱に書いてある通りに作ればまず失敗しないんですけどね!個人的には自分の夢とは違う才能に恵まれてしまってた場合、こっちはこっちで面白いよってお話も見てみたいところではあります。多くの人にとってはそっちの方が救いになるはずだし。まあ源ちゃんの場合は寿司屋を続けてくれないと財団Bが困りますから。

何となく箸休め期間が長いなと感じたけどこれはエグゼイドが毎回最終回みたいな展開になってるから感覚がおかしくなってるのかもなー(ノ∀`)

*1:わかりにくいと思いますがアナログの線画をスキャンしてデジタルで塗りました。いまだに選択範囲というものに苦労しております