浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ここまでのキュウレンジャー&仮面ライダーエグゼイドは⁉︎+ニチアサ大・大・大・大改編!

目次機能というものを初めて使ってみる。いつもそうだけど今回は特に、書いてあることは私ただ1人の個人の見解です。

ニチアサ改編の話

結構な大事件なので今思うことを書いてみようかなと。

mantan-web.jp

  • 10月から新しい報道番組が始まる。
  • これに伴いニチアサの編成大移動が決定。
  • 現在ヘボットをやっているメ~テレアニメ枠(7:00~)終了。
  • 戦隊枠(7:30~)が9:30~(2時間遅れ)に。
  • ライダー枠(8:00~)が9:00(1時間遅れ)に。
  • プリキュア枠(8:30~)は変更なし。つよい。

戦隊が日曜7:30に移動したのは電磁戦隊メガレンジャー(1997年)の時。うわあ20年前のことなのか。それまでが金曜の夕方で学校帰りのちびっ子にはちょうどいい時間だったけどこんな時間はそもそも起きられるのかと心配してあの時は本気で戦隊の終了があるかもと思ってたなー。(ウルトラやライダーと違ってあまり空白期間がない枠だったので私はこの枠を特撮最後の砦みたいに考えてるところがある)それでもずっと途切れることなく放送し続けてこの時間で定着できたのって毎年制作陣があぐらをかくことなくバトンを繋いできたからだと思うんだよー。

一方ライダー枠の時間帯移動は今回が初めて。ただその前にやっていたメタルヒーロー枠が8:00に来たのが機動刑事ジバン(1989年)の時なのでこの時間は28年間ヒーローをやって来たことに。*1 ジバンね、対バイオロン法の設定のことですごく叩かれていてね、その上かのM事件のことも絡めて特撮全体への叩きがひどくなってた記憶。*2 そんな逆風もあったけど乗り越えてきた枠なんですわ。ところでこんな話をしてるおまえはいくつなんだとそろそろツッコミがありそうなんだけどそこはノーコメンツにします!!!

今回の移動はまあテレビ局の都合として起こり得ることではあるし、いつか来るかもしれなかったことが来たような気もするし、こうした歴史を知ってる自分からしたら思いの他長くやってこれてたんだなとも思うし、でも平成ライダーだけでも17年定着してきた番組の視聴習慣が突然変わるのって視聴者側がついてこれるのかなあ?って思う。たしかに年齢と共に代替わりする前提の枠ではあるけど先輩ヒーローとのコラボ回もよく入るからなー。

とはいえ決定したことを簡単に覆されてもそれはそれでこの局には主体性というものがないのかとツッコむだけなのでこれはもう変わった時間帯にこっちが慣れるしかない。ただちょっと思うのが、この件って少子化が加速してると言われてもうかなり長い中、テレビ局がついに子供よりも大人視聴者を取ったのかなと。いやあくまでも推測だけど。それが悪いと言うつもりはないんだけど、子供にカッコいいヒーローを見せておもちゃを買ってもらって制作費にしていくという手法を取っている以上はこれから先は地上波テレビに頼り過ぎない発信や販促をしなきゃ生き延びられないんだろうなーと思う。今考えられる方法は配信に力を入れることだろうか。一般ドラマでも視聴率だけにとらわれないやり方を模索してるところだから特撮もそういう流れになっていくのかな。そうなるとしたらなるべく庶民が観やすい方法だといいな。

ところでメ~テレアニメ枠がヘボットで終わるっていうのもアニメ史的に大事件なんじゃないでしょうかね…。

名古屋テレビ制作土曜夕方5時30分枠のアニメ - Wikipedia

名古屋テレビ制作日曜朝7時枠のアニメ - Wikipedia

不勉強なものでこの枠が時間帯変更前のも含めて話題作を次々送り出してきたところだと今回の件で知りました。この枠の最後を飾るのがあのマッドなヘボット。ド派手な打ち上げ花火としては適任だなあ…。むしろあの狂気を保ったまま4クール予定通りにやれる手腕を讃えるべきかもな。

ヘボット! DXスゴスゴインダーネジ

ヘボット! DXスゴスゴインダーネジ

 

うーんしかしやっぱり長くいた所から移動させられるってのはイメージも良くないし、ここは一つヒガシさんに劇場版ライダーをやってもらって手打ちって案はどうだろうか。ヒガシさんならできる!!!(`・ω・´)<キリッ

 

伝説が始まる☆キュウレンジャー

ギャバンが2代目になったって話は聞いてたんだけど実際にその姿を見たのは今回のコラボが初めて。\よろしく勇気!/しかし楽しい話の陰でシレッとキュウレンジャーの世界には警察というものが存在しない」ってずいぶんと重い設定が明らかになったぞ。ジャークマターの支配どんだけ長いんだよ。そりゃチキュウ人たち身も心も支配されてキュウレンジャーに石を投げるわ…えげつないわー特にチキュウ人の小太郎くんには辛すぎるわー。あの子は子供ゆえに大人たちほど支配されてる期間が長くはないから立ち上がる勇気を持てるってのはありますねえ。それは子供なのに武器を手に取るという痛ましさもあるのだけど。(キュウレンジャーって要するにレジスタンスだから)

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そんな小太郎くんが慕うスティンガーさんの兄弟対決がやっと決着したぞ!かつては優しかったのに力による支配を追い求めるようになってしまい、チャンプを破壊し、ドン・アルマゲを倒して宇宙の支配者になろうとまでしたスコルピオ兄さんが…どうして急に改心したんですか⁉︎⁉︎⁉︎私何か見逃してたかなー…。

兄さんの変化の理由がこれでわかるとかなのかのう…。

兄さんの退場と12人目の登場はどうしても同じ回にやらないといけなかったのかなー。二言目には伝説伝説言うポンコツキャラで面白そうなだけに別々に楽しみたかったよー。まあでも「兄さんが死んだ…悲しい…」って気分のまま\プエップエップエ~~~~/\レンジャーレンジャーwww/\キューキューレンジャーwwwww/をやられても困るしなあ(ノ∀`)

キュータマダンシング!

キュータマダンシング!

…もしかして時間帯変更が遠因なんだろうか…9月いっぱいのところで何らかの一段落つける必要がありそうだし。

 

進むべきLife・終わりなきGame(仮面ライダーエグゼイド)

10月の改編なのでエグゼイドには直接影響なし。ただ例年通り次のライダーへの引き継ぎコラボはやるんだろうしでもその時間は「この時間ではない」のだよなー。ライダーの時間帯変更はやるのなら2018〜2019年にやるその次の「最後の平成ライダー」の方がキリが良かったねえ。「その年平成ライダーが終わる」「終わるとどうなる?」「知らんのか?○○(新元号)ライダーが始まる」ってネタができますように。

さてエグゼイドやっぱり毎回が最終回すぎてどのタイミングで感想を残すべきか相変わらず困っておりますが、

仮面戦隊ゴライダー [Blu-ray]

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本編がああいうことになってる今ゴライダーって蛇足になってしまってるんじゃ(震え声)そんなわけで新檀黎人に続いて甦ったぞ九条貴利矢ァァァァ!!!人生ーは誰もーみーなー一度切りさー一度切りさー…?思いのままに…???

我ら思う、故に我ら在り

我ら思う、故に我ら在り

死んだプレイヤーはデータ化されたにすぎず、バグスターとして(重要)復活できる。これは良いのかと言えば良くはないことだが望む人は多いはず。でもバグスターであること自体が悪いことなわけではない。人に危害を加えるのが悪いんだ。ただバグスターとは言ってみれば人の屍の上に成り立つ存在なわけで…ヤバいなこれうっかり書き出すと自分自身の死生観をも露わにすることになる。

ただ一つ言えるのは「甦らせるにしろしないにしろ死んだ本人の意志をどうやって確認するのか」ってことだと思っていて、そりゃまあ一般プレイヤーは生き返りたいだろうけど例えば九条先生は生前バグスター撲滅のためにあれだけ動いていたのに自分がバグスターになってしまった。しかも疑念を抱いた飛彩先生に「小姫ちゃんを復活させることは可能である」とわからせるためだけに。そこには自分の意志もなにもないわけで。ここの落としどころってどうなるんだろうか。えっ新檀黎人?今は常識ある人の価値観・倫理観についての話をしてるんですよ⁉⁉まああの人も99あったライフがごっそり70にまで減ったし最後のライフを燃やすために爆炎でも背負ってカッコよく現れるだろうなとは思う。もちろん土管から。そこからどうするのかはちょっとわからない。

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姫を救えなかった勇者にとってその言葉は彼を縛りつける呪詛だった。5年かかってようやく彼は姫の真意を正しく受け取ることができた。回り道ではあったけど小姫ちゃんを呪いの存在でなくすことはできたんだ。

最終クールに入るということでおそらくここからは各キャラが抱えているものの決着が描かれると思われる。永夢先生が生み出したパラド、花家先生は闇から解放されるのか堕ちていくのか、ニコちゃんはそこにどう関わるのか、グラファイトに残ったままの小姫ちゃんの記憶、檀父子の対立の行方、バグスターたちはこの世界に存在していいのか良くないのか、そして壊れた命の概念はどうなるのか。何か最後2つについてははっきりした答えはないよなとも思うしどんな落としどころをつけるのかすごく興味深い。

ところで特撮については番組が終わって新番組が粛々と始まるという繰り返しであり、そこにロスとか終わってほしくないって感覚もあまり覚えないのが常な私なのだけど、たった一つだけ、クウガが終わる時期に「次はいったいどうするんだろう」と思っておりました。今エグゼイドに対して同じことを思っています。…まああの時もアギト龍騎…と続いていったわけだし次のライダーも同じように粛々とやっていくでしょうが。9時になってもがんばってね。

*1:カブタック・ロボタック・ロボコンをどうとらえるかは人によっていろいろあるとは思う

*2:あの事件で私が得た教訓というのは被害者意識的なことというよりもたった一人愚か者がいただけでジャンル全体が存続の危機に晒されることがあり得るから自己防衛として振る舞いはちゃんとしなければならないということだった。