浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

新選組! 第四十三回 「決戦、油小路」

「斎藤が近藤局長を裏切ったり斬ったりできるわけがない」というのは誰の目にもわかりきってるというのに暗殺指令を出しちゃう伊東先生の人を見る目ってどうかと思うんですよ(ノ∀`)むしろ命を取ることを恐れるようになった彼が本当に誰かを斬ることができるのかを心配した方がいいし、斬ったら斬ったでやっぱり心の方が心配なわけで…ごだああああああい!!!(何かが混ざった)

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鉛筆だけで描く絵は迫力を出せるか一か八かの勝負みたいなところがある。そして相変わらずシリアスに描こうとすると似なくなる。

優しい仲間の試衛館組と尊敬する師である伊東先生との間で板挟みになっていた平助退場回。最後まで彼を助けたい、戻ってこいと呼びかけ続けた試衛館組。一方伊東先生自身が平助を大切に思っていたのかというと…いやぶっちゃけそうでもない…ただ加納さんの励ましから平助は「先生は私を気遣って仲間たちと最後の時を過ごさせてくれた」と感じていたわけで…うんまああれって加納さんが取り繕ってるんですが…ただ転がされてる伊東先生の亡骸は平助からは「闇討ちされた上に囮にされてる」状態なわけで…。

40話では見事に言いくるめてもらったw局長だけど今回はそうはいかない。策を弄し指摘された矛盾をその場で取り繕い隙を見て懐刀で殺そうと企てた伊東先生は命懸けの話し合いに挑む局長の真っ直ぐな心の前に敗れる。「私たちはもっと前からこうして話し合うべきだった」は芹沢さんや山南さんにも言っているように思えた。

でも生まれも身分も関係なく誰でも入れる理想的な集団は作り上げる過程で歪みができていて、修正も効かないまま膨れ上がってしまったこともまた事実なんだ…。