浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

超速パラヒーローガンディーン

先に書いておきますと、私はトクサツガガガは原作もドラマ版も触れておりません。(取り上げられてる事柄の中に「イケメン俳優の黒歴史」があることを知ったため。私はそれを楽しむことはできないと判断しました)ジオウも推し俳優のデマをばら撒いてキャッキャしてる人ばかりだったのに嫌気が差して脱落してるし、そういう方面の感想は書かれていません。ご了承ください。

  • NHKで特撮ヒーロー番組をやるということは販促事情を考えなくていいということ
  • なぜパラスポーツを取り上げるかといえばまあパラリンピック開催直前って事情はあるんだろう
  • オリンピックとパラリンピック、様々な方針のまずさによりすっかりヘイトを集めちゃってるし今の感染状況を見たら開催なんて狂気としか思えないけどそれはそれとしてスポーツや選手を憎みたくないという思いはある
  • いだてん面白いよ!!!

とまあそんなこんなで面白い試みだなと思って観ました。

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インナースペース(概念)が生物的でちょっと怖さがあるの良き。

約40分×3話なのでどうしても尺の足りなさを感じるところはあったのだけど、障害者なことで負い目を感じてしまう主人公の決意とか、多様性を認めないことで滅んだ双子星アラート星の設定の奥深そうな感じとか、ヒーローだけに任せるんじゃなくて周りの人達も活躍させるところとか、「見かけは新鮮でありつつ芯は王道」なところが良かったです。最終回なのに引きを作ってて次に繋げる気満々だけど果たしてどうなりますか。

逆光

逆光

  • 島爺
  • J-Pop
  • ¥255

ところで作品の出来とはまた別の話で、障害者の役を健常者が演じるのは今はどうしても仕方ないところはあるのかなとか、未知の分野を開拓する上で丸腰なのはあまりに無謀&尺の短さ&コロナ禍の事情などが重なると既にヒーローを演じたことがある人にヒーロー役が回ってくるのは理解できるし悩ましいところだなと思いました。この分野がもう少し進歩したら障害者の役を障害者が演じるってことになるといいなと思いつつ。