浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

こんばんは徳川家康です。どうする家康での瀬名は私に安寧の世作りを託して逝ってしまいましたよ…

直虎を観ていたので信康と瀬名が命を落とすこと、その命を下すことになるのが他ならぬ家康であることも知っていて、その上で松潤家康(国民的アイドル)とかすみん瀬名(かわいい)ってどんな鬼キャスティングだよ!?しかも仲の良い夫婦設定で行くの!?という興味というか怖いもの見たさというかな感じでここまで観てきました。まあ3ヶ月くらいで瀬名Xデーが来るのかなと思ってたらまさか半年もかかると思いませんでしたけど…。

いつまでも続く乱世の中で生きていくうちに瀬名が目覚めた道は戦のない安寧の世を作ること。そのために彼女は密かに謀を企てるがそれは武田との内通でもあり、織田の知るところとなった以上その行く末は破滅しかなかった。

正直、ずっと殺し合い騙し合いが当たり前に行われている中でこの謀そのものが夢見がちな絵空事にしか見えないというのはある。ストーリーの流れとしても家康や若手の家臣はともかく、左衛門尉や数正のベテラン勢がこの策にあっさり乗るかなあ?とも思う。それと武田は結局勝頼が裏切ったけど、穴山梅雪や千代はそういう意志を持つことなく瀬名を信じたのよね?そこに至る心の動きはあまり見えなかったかなあというのがあってちょっとモヤっとしてはいる。

ただ、「このドラマの家康」が安寧の世を作る動機としてはこれ以上のものはないとも思う。いつも怯えて逃げ回り、生き延びる以上のことを考えられない彼にできた生涯の目標が最愛の妻が果たせなかった夢というのはドラマチックだなと思う。まあそこまで思うほど最愛の妻設定だと側室や側女設定がノイズにはなるんですけど…。

太守様、田鶴、氏真、金陀見具足、これまで次々と心の故郷今川を象徴するものを次々と失った彼がついに瀬名まで亡くしたわけで、ここから彼は生まれ変わることができるのか…もう半年過ぎるぞ尺大丈夫なのか!?