浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンブレーザー 第1話「ファースト・ウェイブ」

脚本:小柳啓伍

監督:田口清隆

※ニュージェネウルトラマンの枠は脚本&監督の組み合わせによって味わいがかなり違う印象があると思っていて、毎週感想を書く予定のブレーザーではこうして明記しておくことにしました。このやり方を取ったのは時効警察はじめましたの感想以来です。

無茶をしがちだがその場で的確な判断のもとに作戦を進めていくゲント隊長、人望が厚いのすごくわかる。全員生きて帰ることを前提としているのもとても良き。そんな彼が万策尽きて追い詰められた時に突然現れた謎の光による強制変身、もしかしたらファーストコンタクトは今回ではなく「3年前の事故」だったり?

あの模様を半年間どうやってやり過ごすかの戦いが勝手に始まった。ちなみにビルはメディバンペイントの素材だよ!

終始唸り声がうるさく神秘的というよりは野生的。ゲント隊長が変身している以上は人間の味方なのだろうけど結局このウルトラマンは本当に味方なのか?何かの拍子に街を破壊したりしないか?という不安が起こる塩梅、良き。未確認大型宇宙人だもんな!未確認生命体第4号を愛するワイにはこういうのいい感じやで!

でもこの1話を書き表すには何を書いても足りない気がしてただ「すげえもんを観た」と言うしかないと思う。容赦なき破壊!ナイトシーンに映える赤と青の光の美しさ!そして終始響き渡る咆哮!うるせえ!

そういえばインナースペースなかったですね?ブレーザーくんは意思疎通を図れるのか不安なでかい獣っぽさがあるのでむしろこの方が良いと思います。思えばニュージェネってずっとどこかに「キュートさ」「わかりやすさ」「親しみやすさ」を含ませていたと思うのだけど今作はその辺を意図的に廃していて、かといって神秘性を求めるでかい声を聞いてる感じもなくて未来を目指して獣道を爆走しようとしてるようです。その挑戦が吉と出るか凶と出るかはまだわからないけどウルトラマンは○○でなければならない」よりも「カッコいいのもかわいいのも癖ツヨなのもいろんなウルトラマンがいる」の方がきっと楽しいから上手くいくといいなと思います。

次回はSKaRD結成だ!