浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンブレーザー 特別総集編①「巨大生物の正体を追え」

 

構成:足木淳一郎

演出:村上裕介

1話で既に登場しているレイコ、ミリオタのマツ、市民にも目を向けた報道を心掛けるサブというキャラの立ったテレビクルー、今後本編に合流してくる可能性が濃厚だ。この3人は「この地球」の普通の人間なのでゲント隊長がブレーザーなことを知らない、SKaRD隊員の人柄も知らない、そして「他の地球」のウルトラマンのことも知らない(=今までこの枠でやってた総集編みたいに過去作品映像を使えない)という一風変わった視点での総集編。我々視聴者はゲント隊長の目を通して防衛隊の内部事情をある程度知っているけどその知見がない者たちから見た振り返りにより新たな視点がわかるというか…もしかして防衛隊って思った以上に真っ黒なのか???

ここで現場の人たちの人柄をあえて除外して5話までの防衛隊を振り返ってみましょう。

  • 1話:本来バザンガの鼻の穴に攻撃する作戦だったはずが指揮がコロコロ変わり現場が大混乱
  • 2話:攻撃でゲードスを怒らせて上陸を許し味方の撃沈多数
  • 3話:バザンガやゲードスの事後処理に追われてティーテリウム消失案件でもろくに動けず、タガヌラー出現でアースガロンが出動しても「おい聞いてねえぞどけよ」の一点張りでゲント隊長の仲裁がなかったら内輪揉めが続いて対処どころではなくなっていた
  • 4話:デジタル移行に伴うドサクサで曽根崎に機密資料を盗まれレヴィーラを作られていたことに20年間気づかず→なお情報統制が敷かれてこの事実が公表されていない模様
  • 5話:演習の際山の祠を撤去したことで新型兵器メガショットを背負った山の神ドルゴを爆誕させてしまう→この件も情報がほとんど下りていないらしい?

そして怪獣災害の特番を作ろうとしていたらスポンサーの意向でアニメに変更されてしまう…もしや圧力がかかった?他局が災害特番一色の中でアニメやってるテレビ局に“理由”があるみたいになってるけどそれはいいんだろうかwww

これまで防衛隊のやらかしで被害が拡大していたフシはあって、それが上層部が無能だからなのか内部に悪意を持った何者かがいるのかはまだ謎だけどどっちみち自浄作用を期待できない組織が兵器を大量に所有してる状況はかなりヤバいだろってことにはなる。何ならこの地球初の宇宙怪獣バザンガも防衛隊が何かやらかして襲来したのでは?という疑いが出てるような。

この状態は単に防衛隊がどうだって話に止まらないのではないかと思うのは今作の主人公はあまり権限のないルーキーではなく現場の責任者であり、家庭を持つ人間だから。組織の歯車であり、守るものがある人間はその組織が腐っていたとしたらどうするのか?ルーキーなら飛び出すこともできるけど隊長は容易くはそうできないんじゃないかなあ…。最終的にどう着地していくのか読めなくておらワクワクすっぞ。

これは「ウルトラマンブレーザーのファンアート」なのだろうか…?

今回貼るものがないのでBlu-rayを貼る。

次回はブレーザーくんVSアースガロンくん!今や防衛隊への信頼はSKaRDのカッコよさとアースガロンくんのかわいさでもってるようなもんだがそんなアースガロンくんが操られてしまったらどうなるんだー。