浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(3D吹替)

 先週ぐらいからTwitterのTLが突然アライグマで埋まったんです。よくわからないけど「とりあえず映画らしい」「洋画らしい」「原作はマーベルのアメコミらしい」という情報を何も調べなくても把握できるくらいに。しかし私はアメコミについては完全に門外漢。マーベルもスパイダーマンを名前くらいは知っている程度。(映画化されたのはどれも観てない)レオパルドンに乗っている東映版も映像では観たことがないのです。

スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX

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 でもこの作品がバトルフィーバーJにつながったわけで、つまりレオパルドンがいなかったら今日までスーパー戦隊が続くこともなかったんだよ!

バトルフィーバーJ Vol.1 [DVD]

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 ΩΩ Ω<ナ、ナンダッテー⁉ ※雑な認識

ひーとりひとりはーちいさいけれどーひーとーつーにーなーれーばごらんむてきだー(でも内容はあまり覚えていないんだ)

そんな感じでろくに知識がないのに観てもなあーと思っている間にもTLはどんどんアライグマに占拠されてゆき、気が付くと公式サイトに飛んでいました。(思うつぼ)そしてあのアライグマは別に主役ではないことを確認。そしてその相棒が「私はグルート」一言しかしゃべれない心優しい巨人…それたぶん私のツボにはまる奴だと思い、観ることにしました。TLが「初見なら吹替にした方がいい」というので従うことにしたら2D字幕と3D吹替の2択しかなかったという。2000円で観ましたよ…。

 いやもうめっちゃめちゃ面白かった!楽しかった!設定も何にも知らないんだけど5分に1回はもめ事か爆発が起こるから観てて飽きない。個性的な無法者たちがなんやかんやもめているうちにいつの間にか力を合わせているというのは世界共通の燃えツボなんだなー。(そして「最終的に協力し合うための布石としてもめている」のは大好きだけど「もめることそのものが見せ場=鬱展開」はあまり好きじゃないんだな私は…と思ったりもした…)そして予想通りグルートさんが愛しい。一言しかしゃべれないけど何を言いたいのかは何となくわかってくるかわいい。けっこうしょうもないことでほぼ全編言い合っているこいつら大好きだ。

 何でも宣伝では「宇宙ワンピース」というコピーを採用していたそうで、正直言ってONE PIECEファンの私ですら「うわっダサい」と思ったけど、観た後ではこれは割引料金対象だった高校生に届くように必死で考えたのかなと思った。今地上波で映画枠って減っているし、放送するのは邦画が多いし、その枠で2時間ドラマやバラエティ特番をやることも多いし、日曜「洋画」劇場はもはや名ばかりだし…。若い子って今どうやって洋画に触れるんだろうか。何にしても誰かに教えてもらったり、たまたま目に触れる機会がないと知らないジャンルは知らないままだよなあ。ただ、そんな少年たちはるろ剣の方に行っているかもしれない…。同じ日の公開は痛いな。少年たち、観てくれるといいなあ。どのジャンルでも若い世代とか未開拓の分野を全く考慮しないままでは先がないと思うのだよー。昨日この映画について「これは40代以上専門だから高校生割引なんて無意味だー」なリツイートが回ってきて「この人は永遠にジャンルを支えられる生命力と金銭を持っているんだろうか…不老不死の石油王なんだろうか…」と思いましたよ。

   本当は絵もつけたいのですが、生まれて初めての3D映画はかなり目に負担をかけたようで、その辺りはまたの機会にしとうございます。(乱視持ち)グルートさん愛しいよグルートさん。