ウルルァァーイ!
脚本:中野貴雄
脚本協力:小柳啓伍
監督:田口清隆
予告編を観てわかることは
- 怪獣いっぱい出るよ!タガヌラーくん!タガヌラーくん!
- 子供が危険な目に遭って一児の父同士の対立?が起こるよ!
- SKaRD総攻撃だよ!
- 国会議事堂をぶっ壊すよ!(ブレーザーくんが)おわかり頂けただろうか…ただでさえ描くのが大変な模様のブレーザーくんはファードランアーマーだともはやわけがわからず雰囲気で描くしかないことに…!
- 「がんばれ!ブレーザー!」
大まかに書き出すと、
- 破壊!
- 爆破!
- 怪獣!
- アーくんー!!!
- 破壊!
- 爆破!
- わー人間どもがまたよけいなことをー!
- 「怪獣“たち”が霞ヶ関へ」というニュースが出て「あっブレーザーくんも“そっち側”扱いなんですね」と思ってクスッとなった。
- 国会議事堂───!!!!!
- その時(また)不思議なことが起こった!
- アーくんー!!!(天丼)
- おめでとう!おめでとうございます!!!
という感じで劇場版なので物量マシマシでございます。(頭の悪い解説)
この地球に生きる者たちは皆「勝手に」「思いのままに」生きている。それは時として他の者たちとの衝突を呼ぶこともある。その“狩人”は裁く者ではない。時に力を貸し時に葬り、ただ命の行く末を見守る者である。その姿は皆の思い描く「ヒーロー」とはあまりにも違うのかもしれない。しかしそのある種の純粋さは見守る者の心に強く刺さる。───ブレーザーくんの印象って何かこんな感じ。繊細な作戦は無理だと言われたらキレるしお祈りを邪魔されるとキレるしぴょんぴょん跳ねるし吠えるし見る人によっては奇怪にも見えよう。でも「命を守りたい」と思っていることがわかった時、その姿はあまりにもピュアであり、意思疎通の難しさままならなさについては尊さとかなしみと愛しさを感じたのですよね。
本編からずっと命のことについてあらゆる角度から描いてきた作品なので劇場版でやることといったら死であり生なわけです。妻の死を悔やみ不老不死の実現に取り組むマブセCEOに防衛隊が死んだ怪獣の軍事転用を持ち掛け、一方で孤独を抱えた息子の暴走により命そのもののコピーとして生まれたのがゴンギルガン。地獄のピタゴラスイッチじゃねえか!人間どもはいつもこうだ!横の連絡がなってないせいで生まれた齟齬でどんどん最悪の方向へ転がっていく!だけどそれを何とかする方法があるとしたら互いに腹を割って話し合うことしかないのかもしれません…ということを言ってる話のはずだがとにかく火薬の物量がシネマサイズのために爆破やべえー!!!!!の方に気持ちが行ってしまいます。まあ映画をシネマサイズでやるのはとても良いことです。テレビサイズ止まりの映画なんていろいろありますしね。
第2子おめでとうございます!そう、命の物語を締めくくるのはもちろん新しい命なのです。ゲント隊長いつまでも「俺が行く」やってる場合じゃないっすよ???もう少し自分も大事にしないと?????
いやーとにかくスクリーンで観る甲斐のある画がいっぱいで面白かったっす。できる限りは何度でも観たいけどやってる映画館が遠いからな…どうなるかな…。それからあんな重要な役で田中美央さんが出るなら先に言っておいてくれよ!えっゴジラ−1.0に引き続き怪獣映画に???