それは1964(昭和39)年東京オリンピック開催までに繋がる物語。しかしそれはスポーツの歴史というよりはそれを軸にした明治から昭和までの時代に生きた人々の歩み。資料が残る実在人物も、資料がないオリジナルキャラも皆等しくそれぞれの人生の主人公。ストーリーのために彼らがいるのではなく、彼らの行動がストーリーを作り、歴史を紡ぎ、そしてつぎの時代へ繋がれていく。その歴史は物語のゴールである1964東京オリンピックのみならず、その先にある2020東京オリンピックへ続いていく。
並べるといろいろなズレがひどいことが一目瞭然ですな!(ノ∀`)
いまだにどういう形が大河ファンの皆さんにとって“正しい”のかはよくわからず、時にあの界隈を怖いと思う気持ちは変わらずにいますし、例えばこのドラマを楽しんだからといって2020東京オリンピックを観戦する気になれるかっていったらまた別の話だと思っています。ただ自分にとって必要ないことに命を賭ける人たちがいることくらいは想像できるようになりましたし、メダルを取れるか取れないかは関係なく、全ての選手や関係者の皆さんに対して「よくがんばりました」と言えるような心持ちでありたいとは誓いますね。
第2部はまーちゃん(田畑政治)を中心にした昭和の歴史。不穏も悲惨も次々と起こる時代の中で、それでも人が生きなければならないとしたらその支えになるものは何か、それは娯楽であり、運動であり、笑いなのではないかなあ。