山陰では上映されないまま公開終了しちゃったので円盤でやっと観ましたよ。地方はな…映画館に行くまでにすごい距離がかかることも厳しいけど「うちの地方じゃやらない」って厳しさもあるのですわぁ。
ところで改めてこの予告編をご覧ください。
えー、これは交際を父親に反対されたり、騙していた男と言い争ってるように見えると思いますがウソ予告でした。こんにゃろ!
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10代くらいの子って「周りの大人はわかってくれない」みたいな感情を持ちやすいと思うんだけど、女の子の場合そこへさらに「自分は家に閉じ込められてる」とか「ここから抜け出したい」って感情が「外の世界の素敵な人に連れ去ってほしい」って方向に行きやすいかな。まあその気持ちを利用して食い物にする悪い大人も多いので注意が必要ではあるんですけど…(小声)映画を観てて自分にも遠い昔持ってたような気がする感情を思い出したり、小文字で書いた部分を考えてしまうということは本来私はこの映画の対象外なんだな…ってしんみりしたりもしました。
基本的にこの映画は青色(寒色)で構成されていて、それは陽の光の下で満足に動けない、周りからは気味悪く見られている少女の閉塞した心を映し出しているかのようで。外から来た男が棲みつく廃墟の中は赤みがかった黄色(暖色)なんですよね。
実はこの男、少女に対して具体的に何かやったのかっていうとそうでもなく、ただ外の世界から彼女の前にフラッと現れて、それをきっかけに彼女が自分で真実に気づき、自分で閉塞した世界から出て行く。男は不意に彼女の人生に通りすがった旅人でありました。
…というのをこの絵で表せているとは思えませんが!
さて、何となく関連作品っぽくなっている船頭は9月13日公開ですよ!
まあ今のところ山陰どころか西日本で公開されるのかどうかもわからんのですけどね…(´・ω・`)監督は岡山出身ですよ!(そこくらいしかアピールできそうなところがない)