浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇 第十話「芸術は爆発だ」

もしかしてTAROMANとは番組タイトルのことで、主人公のヒーローのことはタローマンと表記するのでは…?と最終話になってやっと気づくなどする(´・ω・`)

CBG生きてた!!!

誰もが一度は想像したことのある(誇大表現)あの太陽の塔が街を蹂躙する光景が本当に現れた。タローマンは次々と光線技を繰り出すが太陽の塔は攻撃されるたびに増殖していく。夕焼けの街に無数の太陽の塔のシルエットが映し出される絶望的な光景は本格的な怪獣映画のカットであり、5分特撮番組のクオリティじゃないんですけど。5分特撮番組ってレッドマンとかだぞ。そして埒が開かない状況に苛立った市民たちはタローマンに心無い罵声を浴びせる。するとタローマンは宇宙に飛び出し…

え??????????

かくして太陽の塔は倒された。一緒に地球も大爆発したけど。

この前観た歴史探偵によると太陽の塔って大阪万博の終了に伴って他の展示物と同様に撤去される予定で、作った作品に執着しない岡本太郎氏も特にそれを止めなかったけど全国の子供達の強い要望により残されることになったそうで、今回の展開はそれの反転ですね!(ほんとかよ)

いやあ、最後まで一貫してでたらめでべらぼうで芸術は爆発でしたね!毎回岡本太郎氏の名言に合わせたテーマがあったけどあれは人間の岡本氏が言うとストイックに芸術を追い求める壮絶さが感じられるけど宇宙人がやるとめちゃくちゃ怖いな!存在しない思い出を語るパートも含めて全てが狂気だったけどもしかしたらこれが人々に何らかの衝撃を与えて未来のアーティストを育てることになるのかもしれないしそうなったら楽しいですね。私自身何かこれは絵を描かずにいられなくなって毎日感想絵を描いてしまっていたし。とにかく夏の日々に鮮烈な何か(ジャンルが形容できないので何かとしか書きようがない)をありがとうございました。なんだこれは!