浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

こんばんは徳川家康です。どうする家康のラスボス茶々は様々な顔を持つ女ですよ。

秀吉亡き後の政をどうするかで合議制を推す石田三成だが、権力争いで惨劇が起こるからやめとけ!ぼくは詳しいんだ!としか言えない(ノ∀`)

家康は吾妻鏡を読んでるんだから知ってるだろ止めてやれよ!

百姓の出で幼い頃からろくなものを食べられず「腹一杯食いてえ」の思いを抱えたまま出世して欲望のままに生きた秀吉。しかし耄碌したまま権力を握る者はただ破壊を尽くして周りを疲弊させていくばかり…そんな権力者いるな…おそロシ(ry そして自分が本当は何を欲しがっていたのか見失い死の床へ…と思ったら実はボケてなくてやりたい放題やってから「くたばった」という感じ。ある意味勝ち逃げ。そしてぐちゃぐちゃにされたままの国は家康に丸投げされました。

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一方我が子秀頼を「(秀吉のではなく)私の子」として天下取りの野望を燃やしていたのが茶々。それは母お市の無念を晴らすためとも言えるし母や自分や妹たちを巻き込んだ男たちへの復讐でもありそうだけど、シーンごとに表情の変わり方が激しく、それが腹に一物あるようでもあり、でも全てが本心のようでもあり、生い立ちゆえにとても複雑な女性。本当の彼女は母を見送った時の潔癖な少女のままなのかもしれない。

秀吉が「おなごが綺麗なべべ着て笑うてる」状態を安寧の世と考えていたわけだが要は彼にとって女とはお人形さんみたいなもので、一方家康の場合心から愛する女性は瀬名だけで側室たちは側近とか同志のような存在という対比はなかなか面白いです。正室以外にはモテてないという結果になってるけど。あと「結構前からいましたよ?」みたいな雰囲気で阿茶局が無から生えてくるのはちょっとどうかと。