浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇 第七話「好かれるヤツほどダメになる」

毎回TAROMANにビルを破壊されるもんだから都心を離れたところで土地開発を始めた社長、結局奇獣“赤い手”“青い手”にめちゃくちゃにされてしまう。

まるで今Twitterでバズってるのを反映してるかのようにTAROMANは民衆にも大人気。女性たちは黄色い声援を送り、子供は人形を掲げてがんばれと言い、タローマンパンもよく売れる。

だがTAROMANが苦戦するとさっきまで応援していた民衆の心はあっという間に離れてしまう。*1でも何とTAROMANはこれでいいのだと思っている。彼は人気のために戦っているのではないのだから。何のために戦っているのかは知らん。少なくともみんなのためではないと思う。そして彼は思うがままに奇獣を取り込んで太陽の塔のような鳥になって去って行く…いや怖いわ!クレイアニメの動きが半端なかったですわ。Eテレならではという感じ。

人気や地位を得るとそれに惑わされ評価を気にして自分を見失ってしまうことも少なくない。そんな世の流れに抗いながら表現をすることの大切さはSNS全盛の現代にも通じるところがありますね!70年代特撮だけど時代を先取ってんな!(すっとぼけ)

*1:そういえばウルトラマンR/Bで正体がバレたら勝ち続けることを期待されてしまうとカツ兄は言っていた。