浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

au FG LIFETIME BLUES 第74回

ARCHIVE | au FG LIFETIME BLUES  

最後の話は投稿者家族が長年共に過ごしてきた愛車ツアラーVのこと。共に車好きだったことから結婚し、娘が生まれる時も、病気の時も乗り、やがてファミリーカーとしての役目は新車に譲ったものの夫の通勤用の車として使われてきて、ついに手放すことになったツアラーV。とはいうものの夫も投稿者も本当は手放すのを惜しんでいて、それは車とはいえもう一人の家族の旅立ちを見送る親の姿のようにも思えました。愛されたその車は次の行き先でどうなっていくのかは何とも謎だけど、幸あらんことをと思ってしまうくらいには投稿者の思い入れを感じ取れる文章でした。