あまりにもフジテレビを信用していなくて自分でもびっくりしました。これについては明確な理由があり、「オダギリ」で「フジのドラマ」ならばちょっと触れないわけにはいかないかなと思うので2年前のことを書いておきます。
がんぼが終わったら何となく見返したくなって1話から観始めました。
収録以前、プレスリリースの時点で出てきたあの騒動。放送前にすでに致命傷を負ってしまっていたのだと思います。初期プロット段階の「娘3人が押し掛けてくる」がまずかったかなあ。でも主人公早川正義の本当の子供は1人だけなんです。他の2人は血がつながっていない。急な事態でそんなに大きな変更ができたとも思えず、「これがパクリなら世の中の物語は全て何かのパクリ」という程度のことだったんじゃないかなって思っているのですが私自身がただ目が曇っているだけかもしれず。ただ制作上のトラブルなのにどうして「オダギリジョー主演のドラマ」ってことが最初に強調されるんだろうと思っていました。
それで実際のドラマなんですがものすごくできがいいのかというと正直言ってそういうわけではないと思います。ただ、あそこまで非難されるほど酷いわけでもありません。というかですね、使用される過去写真、使われる曲、好きな飲み物ホッパー、やせ我慢。ずっと見てきた者にとっては刺さるんですよ。もちろんそれは一般の視聴者にとっては取るに足らないことだというのも理解しています。36歳小5メンタルの主人公はきついですか。まあきついですわな。少しずつ成長していくんですけどね。成長前のダメさはなかなか受け入れられにくいようで。そりゃ朝ドラ大河の主人公もキレイキレイにな(ry
そして下がり続ける視聴率。ドラマに限らず全ての物語はたった1人でできるものじゃない。企画、脚本、演出、キャスト、そういういろいろな人たちの共同作業であるはず。だけど数字が報じられるたびに最初に言われるのは「オダギリジョー主演のドラマ」で、出される画像はオダギリジョー。そういうものだろうとは思いながらも経緯から考えてみても何でこれがたった1人のせいみたいになってるんだと思いました。この辺りでTwitterのアカウントを取得しました。「誰も観てない」と言われるドラマを「観てる奴はここにおるわボケェ!」と言うために。そして11話予定のドラマが3話短縮になり、その辺りで当時の社長が「主人公のキャラクターがまずかった」と言ったんですよね…。そういうものかもしれないけど何かなあ…「腐ったみかん」みたいだなあって。起用しておいて、企画も通しておいてそれは何だよって。何よりも0%じゃなくて3%なんだ。誰一人観てないわけじゃない。何か低視聴率は大変だろうけど上の立場が言ってはいけない言葉ってあるなと思いました。この時にフジテレビへの信頼はかなり低くなって。
一方この当時ドラマのTwitter公式アカウントはありませんでしたが公式HPで制作会社のプロデューサーさんがよく撮影風景を書き込んでいました。その様子を見ているうちに局はともかくこの人は応援したいなとも思いました。そう思った人は少なからずいたらしく、BBSへの書き込みは絶えず続き。あの当時はBBSとTwitterで一つの輪を作っていたのだと思います。もしかしたらお互いに1人じゃない、仲間がいると言っていたのかも。
(そして数字だけでは測れない1人1人の想いに感じ入りながら大河でこういう多幸感があるといいなと思ったら予期しないdisと路線変更に苦しんだのはまた別の話)
3月でしたっけ?がんぼのポスターがリツイートで回ってきて出演を知ったのは。しかしそれ以前の局からの制作発表では全くそんなことは言ってなかったはずで、Twitter公式アカウント(以下がん坊ちゃん)も「トップシーカネット」と言い張りわけがわからず、いつしか私の心の中では「数字的な縁起が悪いからいることを知らせないんじゃないか」という真っ黒な疑念が生まれていました。今ならわかる、あれは隠れキャラ扱いだったからだと。(全然隠れてなかったけど)
がん坊ちゃん、まめまめしくリプしてるんですよね。ドラマ公式アカウントとしては普通もう少し距離を取るものでないかと不思議な気持ちでいました。そんなさなか、リバースエッジ第3話が世界卓球の延長のせいで45分遅れで放送された時になぜかがん坊ちゃん観ておりましてwww「伊集院さん飲み過ぎだカネ!でも泣けるカネ!(そしてがんぼ公式HPのリンクを貼る)」何ぞwww