思うんだけど、五百旗頭さんはアイコンを自撮りにすればフォロワー倍増して部数アップにもつながるんじゃね⁉︎
考えてもみてください、ドラマでは何か菊の花のアイコンでつまんねえつまんねえと言われてましたが五百旗頭さんがあのルックスで言ってるのだと思うと高尚なツイートに思えてきませんか。(こういうのをまさしく「※〜ただしイケメンに限る〜」と言います)
冗談はここまでにして、今回は天才・中田画伯と凡人・沼田さんの回。ある程度年齢が行って何かを諦めた経験のある人にはかなり心にズーンと来る話。
画伯は市井の人の普通の幸せを得られなかった代わりに神から類い稀なる才能を与えられたのかもしれないなあ。5話の「運貯め」にも通じるところがあって彼もまた漫画に救われて命を繋ぎ、その才能によって漫画の世界で光を放っていく人だ。だけどその光は強すぎて黒い影を作ってしまう。暗い心をあぶり出してしまう。
長い長い間本人なりには努力していながらも芽が出ることもなく「いつかわかってもらえる」とどこか安穏としていた沼田さんにとってはむしろ天才に作品を理解されてもらえたのは幸福なのではないかな。これは介錯だ。未練さえ断ち切られてスッパリとこれからの人生を生きられる。仮面ライダー555で言われてた「夢っていうのは呪いと同じなんだ。途中で挫折した者は永遠に呪われたまま」というのは未練がそうさせてるのだと思うので。黒い心を浄化するのはきっとこれ以上ないほどの強い光。
放送後のTLでは「そのネームを原稿にしなよ」とか「力が抜けてから漫画をTwitterにでもアップしたら人気出るかもよ」とか言われてたけどどうかなあ…何しろ「漫画を描くって自分の内面を見つめ続けるエネルギーがいるもの」だからもう沼田さんにはその気力がないんじゃないかな。老いてからチャンスを模索した78歳の大型新人古館先生、自分の漫画を描く道を選んだ絹ちゃん、そして漫画の世界と完全に訣別する沼田さん。どの選択も完全な正解も不正解もなく、「あなたがその道を選んだのだからきっとあなたにはそれが一番いいのだろう」と思えるのが良かった。まあ沼田さんの場合はそういうところこそが凡人なのだとも思う。
でも本人には自覚なくてもこうして周りを蹴散らしてしまい、しかも帰る場所もないから漫画で生きていくしかない天才中田画伯も生きづらいだろうなあ…ということで次回は堕ちた元天才との対比の話になりそう。予告の和田編集長の啖呵がいいなあ。
今回は心に重く来る話だったので途中で流れたボトラッテのCMを貼ってみました。この遠くに飛ばすのは2016番目の技ですね。←
今回デジタルバイブスの更新はなし。沼田さんの漫画のタッチって実に「三蔵山先生(ゆうきまさみ先生)に影響を受けた」って感じの絵だったなあ。ところで今回は重大なお知らせが。
何ですと⁉︎
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