浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

鎌倉殿の13人〜僕はついてゆけるだろうか 北条が族滅させるスピードに〜

  • 26話!頼朝死去!
  • 27話!頼家鎌倉殿に就任!派閥争いの結果サポートメンバー13人!タイトル回収!
  • 28話!13人の合議が全然まとまらないまま2人減って11人に!
  • 29話!さらに減って9人に!
  • 30話!13人のメンバーではないが全成死亡!
  • 31話!比企能員誅殺!一族も族滅!8人に!
  • 32話!妻子を殺されて怒りの頼家幽閉される!新しい鎌倉殿実朝擁立!
  • 33話!頼家暗殺!というわけで現在幼い鎌倉殿と8人だ!もはやタイトル詐欺!

あまりにもSATSUGAIのスピードが早い。

鎌倉殿を取り込んで上手くやろうなどという小賢しい考えをコシローマンは許さない!御家人は族滅だ!

しかし義時は鎌倉に戦を起こさないために数々の粛正を行なっているが、その結果北条の権力が肥大化の一途を辿っていてこれはこれでこの先の火種になりかねないという…。ただ彼は狂ってしまったわけではなく、正気のままその手を血に染めている地獄。今から思えば頼朝も同じ心境だったのだと思うが、晩年の頼朝って結構おかしくなってたな。いくら自分の元カノだからって義時の妻八重が産んだ子をわしの子ではないかと言い出したり。いつか義時もそうなってしまうんですかね…?

義時が非情な選択を取るようになってから反比例するかのように人間性を獲得していったのが意外にもアサシン善児。何しろ1話からわずか3歳の千鶴丸を川に沈めて殺害するほどの非情さで、その後も命令のままに主の障害になる者を次々と手にかけ、オープニングのテロップで登場が確認されたら全視聴者が震え上がるほど。ところが物語がどんどん殺伐としていき善児がいてもいなくても誰かが惨殺されるようになるという異常事態。そして泰時の命令で頼家の子一幡を匿っているうちに情が移ってしまうというアサシンとしては致命的なことに。そして最後は弟子のトウの手にかかって命を落とす。

鎌倉殿で特徴的なのは途中どれだけ嫌な部分が描かれる人物でも家族想いだったりお人好しだったりで憎めない部分が存在していて、むしろそこがクローズアップされたらそいつの命はあとわずかみたいな悲しみがあり、でも確かに排除されなければならないことも納得できてしまう。まあめちゃくちゃ面白いけど観ててめちゃくちゃ疲れますね…。というかこれだけ陰惨なのに数字は2桁取れてるのびっくりするな。