浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

キャプテンウルトラはマンとセブンの間を繋ぐウルトラシリーズです…あの最終回は何???

asanem800.hatenablog.com

バンデル星人編(1〜12話)

3機が合体するシュピーゲル号ってウルトラホーク1号の前にあったわけだし、宇宙空間で戦う設定だからセットの何もかもを作ることになる=ロケができないってなるとすごく挑戦的だなあと思う。今ならなんやかんやで途中で舞台を地球に移して岩舟山が出てきそうだし。創成期ゆえの手探り感ってところでしょうか。まあその、敵が倒しても倒しても現れるバンデル星人で、ストーリーも人々が彼らに襲われる→キャプテンウルトラ&キケロ星人ジョー&ロボットのハックがやっつけるというルーティンで景色も指令室とどっかの惑星との往復であまり大きな変化がないので…ずっと続くと正直退屈…と思っているうちにバンデル星人の本拠地を叩いて大勝利となってました。決着は案外早いのな!?そして同時にジョーも故郷へ帰って行った。何でや?????Wikiを読むと人気がないから降ろされたみたいなことが書いてあったけどいくらライブ感でお馴染み東映特撮だからってそりゃないだろと思うぞい…?でもナショナルキッドでの突如主演俳優降板なんてのもあったしあり得ることなんだろうか。

 

新怪獣ぞくぞくシリーズ(13〜最終話)

ジョーがいなくなり、代わりにそれまで主に司令室で通信を担当していたアカネ隊員がシュピーゲル号に乗り込むことに。私も心は女児なのでカッコいいヒロインの活躍は好きですけどその…ジョーがいなくなったことが不可解で飲み込みづれえな…。

でも100年生き続ける金属人間とか害がないのに異形ゆえに人間に殺されそうになる怪物とか、様々な出自の怪獣が出てくるようになったことでストーリーはかなりバラエティに富みグッと面白くなった。それはそれとして古代に宇宙へ旅立ったピタゴラス一派の子孫が登場するのはびっくりでありました。倒された6体の怪獣が復活して復讐しにやって来る豪華なお祭り回もやってあっという間に最終回を迎え…

何?????

どういうシーンなのと訊かれると説明に困るのだけど、広がる宇宙の果て、無限の先に到達して虹が輝くお花畑でみんなニコニコ微笑んでいます。どうだいわけがわからないだろう。私もわけがわかってないから安心してほしい。

思えばウルトラマンウルトラセブンの順番で観ると急激に対象年齢が上がったような感覚がありました。それがこの作品を挟むと人間サイズでのバトルだったりサスペンス展開だったりと「あー確かにこの後セブンに繋がっていくわ」という納得があり、タケダアワーは徐々にハードSFの道を進んで行ったのだなと理解できました。歴史の貴重なワンピースなのだからちゃんと語り継いでいかないともったいないっす。というかあの最終回ってもっと伝説レベルに扱われてもいいのでは…。懐かしテレビ番組特集みたいな場所で取り上げるなりよぉ。というわけで次はウルトラセブンが…始まらねえよ!?これ東映特撮YouTubeだからな?????