浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル

Q:2021年にツブイマが開始された時から大怪獣バトル1期は既にあったのに2期配信が始まった今ようやく観たのは遅すぎないか?

A:もうだいぶ老いているのでスケジュール、気力、体力の関係で後回しにせざるを得ない作品はいろいろとあります。ちなみにそういう理由でウルトラマンUSAもまだ観られないでいたら主演の某ベテラン声優の不祥事が発覚しどうしたものかと大変困っております。*1

遥か遠い未来、地球で怪獣が絶滅してから50年。人類は豊富な資源を求めて宇宙に進出していた。ZAC SPACYペンドラゴンのクルーは救難信号を受けて惑星ボリスへ向かったがそこは数多の怪獣が跋扈する無法地帯と化していた。怪獣を操る記憶喪失の男レイと出会ったクルーは衝突を繰り返しながらも絆を作り上げていく。

…つまり、怪獣プロレス×ポケモンバトル?まあそれ言うたらそもそもポケモンってカプセル怪獣じゃんとはなるけど。荒野が広がる星を舞台に少数のキャストで話を回すのは「事情」を感じなくはないけどそういう中で生まれた創意工夫とも言えますねー。怪獣が出るたびに紹介が入ったり、どんな深刻な引きで話が終わっても明るく解説して次回へ続くという辺り、ニュージェネへ繋がる系譜だなと思った。全体的なムードはコスモスやメビウス辺りに近いし、平成2期とニュージェネの狭間の時期ならではだ。

ホビーに特化した設定の割に初期の人間関係はややギスっていてホビーアニメと違ってあまりカラッとしてないな?という戸惑いはあったものの、ダイナミックな怪獣プロレスをガッツリ観られるのはいいですねー。ウルトラってだいたい人間社会に現れた怪獣にどう対処するかという話になるのでいくらでも暴れていいというのは割と新機軸かもしれないと思うし、円谷って危なくなるとだいたいのことをウルトラファイトで乗り切ってきたんだな…とも思う。でも「乗り切ってきた」と言えるのは2024年に観たからというのも大きいかな。リアタイだといろいろと気が気じゃなかったかも。

今おそらくニュージェネは変革の時を迎えていて、個人的にブレーザーから“2期”に入ったと思ってるんだけど大怪獣バトル&ゼロシリーズは“0期”なのかもしれないですね。

*1:あの件は不倫そのものよりその結果による妊娠中絶の方に引いております。命に対する責任を持てないのに命ができる行為をしたというのが。