浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

カムカムエヴリバディ第18週「1984-1992」(ひなた編4)

実は初代モモケンは息子に敵役ではなく黍之丞を演じてほしかったし虚無蔵さんを選んだのは当てつけなどではなく本当に彼を良い役者と思ってたからなんだよ!

ΩΩ Ω<ナ、ナンダッテー!?

まあこの世にいない初代の真意は実際のところもう誰にもわからない。ただ二代目モモケンは虚無蔵さんとの殺陣を通して父が見ていた景色を体験し、虚無蔵さんは自分のせいで映画が失敗したと思い詰めていたのが解放され、拗れていた2人の心がほぐれていったのは何より。そのきっかけになったのがサンタ黒須こと算太の一言なのは釈然としないものはあるけど(ノ∀`)

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そんな20年のわだかまりの解消がありつつ、でもオリキャス虚無蔵さんを左近役にはしない、自分の左近を探さなければ先代を超えられないと言うスター二代目モモケンのカッコよさよ。

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だいぶ大胆な解釈の左近だったけど。

一方オーディションには落ちたもののセリフ付きの役をもらえた文四郎いや文ちゃん、大喜びでひなたにプロポーズして意気揚々…のはずだった。まさかそこから7年停滞したままとは。ひなた27歳。92年なら適齢期過ぎとか売れ残りのクリスマスケーキとか言われる年齢。それでなくてもさすがに7年は待たせすぎだろう…。

予算がかかるのでスポンサーには敬遠され時代劇は衰退の一途。その状況で時代劇以外の仕事はやりたくないというこだわりでは道は閉ざされるばかり。一方私は女優よステージの仕事なんてと言っていたすみれさんは一子さんに諭されながら茶道家の演技にちゃんと身を入れて今ではテレビドラマの主演をこなしている。この残酷な対比。割と真面目に文ちゃんは変身ヒーローのオーディションを受けたらいいのではと思ったけど29歳かー。これも年齢的に厳しいかなー。*1

ひなたはあの両親を見てるから旦那が稼げないことで不満を持つタイプではないと思うのでこれは完全に文ちゃんのプライドの問題…しかし本当に武士は食わねど高楊枝をやる奴があるかよ…たぶん勇ちゃんや若い頃のジョーと同様に「俺…時代劇で食えるようになったらひなたと結婚するんだ…」のつもりなんだろうけどそれで7年も待たせたままの方が残酷やぞ。

ところでノストラダムスの大予言の1999年まで作中ではあと7年。もちろんこれは外れることになるんだけど、むしろ3年後の阪神大震災ってこのドラマでは描かれるんだろうか。そして1999年を乗り越えてもその先に9.11テロ、東日本大震災、疫病、そして戦争と人類の危機は終わらないとわかってるとなかなか辛いものがある。

*1:92年ならジュウレンジャーの年なので追加戦士ポジションならワンチャンあるかなと思わなくもない