早えもんだぜ、あのプラント・クエタの事件から2週間（視聴者には3ヶ月）…しかし“あの”12話を経て元の学園アニメに戻れるのだろうか…当然戻れるわけないよ！！！
今までやってた平和でキャッキャウフフの学園アニメは表面的なことでしかなく、宇宙に戦争は絶えないし、アーシアンとスペーシアンの対立は終わりが見えないし、そんな中で争いを終わらせたい者が考えた策が動き出そうとしているがどうにもキナ臭い、それがクワイエット・ゼロ。その全貌はまだ見えないが大人たちの計画に子供たちは否応なしに巻き込まれていく。
ほとんどの人が察していた通りエアリアルの“中”にはエリクトがいて、“データストームの向こう側”で待っている。プロスペラは全ての人類を同じ状態にしようとしている…？それは倫理上許されることではないと思うが、それと同時にではスレッタ・マーキュリーとは何者なのか？という疑問も起こる。
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エアリアルに胸を突き刺されたスレッタが5人に分裂して踊る不穏なエンディング、今後いろんなことが明らかになるにつれて「こういう…ことだったのか…」と崩れ落ちることになりそう。
乗ればパイロットの生命を脅かすガンダムに乗っても何の影響もないスレッタとは何なのか、そもそもそんな危ないものに娘を乗せる母親とは何なのか、本人も疑問には思いかけるけど「進めば二つ」ですぐに思考停止してしまう。…それは…「逃げてる」んじゃ…？
一方ホルダーの座から滑り落ちて勘当され、その手で父親を手にかけてしまい後を継ぐはずだった弟は重傷を負い会社は倒産の危機、守ろうとした小さな命もその腕の中で消えてしまう、何もかもを失ったグエルはそれでも自分で考えながら逃げずに前へ進もうと決意している。この対比構造はきっとかなり重要で、この先スレッタはエリクトの肉体になるとかして自身の魂を失うんじゃないかと見ているんだけど、それを精神的方向から食い止めるのがミオリネで、物理的に止めるのがグエルなのかなあと。
15話を観た後に歌詞を読むと、祝福はエアリアル視点の歌だったけどこっちはグエル視点なのかなと思う。
