浅羽ネムの長いひとりごと

誰かの言葉に乗っかるのではなく自分の言葉を紡ぎたい。

ウルトラマンブレーザー 第10話「親と子」

脚本:植竹須美男

監督:越知靖

越監督、そのうちメイン監督やるんじゃないかなーとほんのり思っています。ゴ⚪︎ドフィン…ウインダムヨウコインパクトとかデッカー×ガッツホークのウイングコンバインとか毎回必ず脳に残る画を送り出してくるんですよね。

f:id:asanem800:20230912211121j:imageゲント隊長の休日って本当に久々なんだろうな…何ならSKaRD結成後初めてかもしれない。ところでずっと「特機団からSKaRDに異動になったこと家族には話せてるんだろうか」と思ってたけどそもそも現場じゃなくて施設課勤務ということにしてたのか…殉職が普通にあり得る仕事だしなあ。

ウルトラマンZの中盤で「倒した後でレッドキングが自分の子供を守ろうとしていたことを知り、怪獣も心を持つ命であることに気づいたハルキが戦えなくなる」という重い展開がありました。今作の場合主人公が隊長なのでそういうことは既に乗り越えているのだろうなと漠然と考えておりました。7話でも言ってたように基本的には「人を脅かす怪獣は倒すべき」という考え方ですしね。*1

防衛隊に攻撃されるベビーデマーガを守ろうとする母親デマーガの攻撃に遭いアースガロン劣勢、いつものように現れたウルトラマンブレーザーがスパイラルバレードを突き刺す…はずだった。

  • ヒルマゲントも人の親、子供を庇う怪獣を見て心穏やかなわけではない様子だった
  • 一方でブレーザーくんは前夜テレビで人間の親子のあり方を観ていた*2
  • 怪獣はいるだけで人間を脅かすのは事実なので倒すのがやむを得ないのはわかる
  • しかしベビーデマーガは生まれたばかりで何もしていない。そんな存在を攻撃することに理はあるのか?
  • しかし今は何もしてなくてもいずれ脅威になることは確実なので今のうちに排除すべきというのもわかる
  • 何が正しいのか?
  • そもそも生きるべき命を人間が選択していい理由はあるのか?

…といった正解のないことをグルグルと考えると「アレ」はゲント隊長がブレーザーくんを止めたのかブレーザーくんがゲント隊長を止めたのかというよりは「瀕死の母親に駆け寄るベビーデマーガを見て2人ともバグった結果」なのではないかなというのが現状の私の見解なんですがTwitter見回してみてもみんな見解が割れてるようで面白えー。インナースペースを映さないからできる展開ですよねこれ。とにかく人の言葉を話さず何を考えてるかわからないブレーザーくんとゲント隊長の意志に齟齬ができてしまった。これが今後どんな影響を及ぼすかはわからないけど今確実に不穏だと思うことはあります。

アレ、防衛隊から見たら敵認定されてもおかしくないだろ。

見返すとデマーガを刺そうとしてるのは右手で止めようとしてるのは左手ですね。ゲント隊長の目が光るのは左目、ブレスが出てくるのは左腕、となると止めようとしたのはブレーザーくんの方かな。


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そんな中次回は宇宙からの脅威です。

「中盤に武居監督が来る」

「そうするとどうなる?」

「知らんのか?とんでもなく追い詰められる(たぶん)」

*1:Z、いつのまにかアマプラで観られなくなったようでそのエピソードをここに貼ることができんのです。他のニュージェネウルトラマンは観られるのに何でだ。

*2:自身に生物学上でいう「親」がいるのかは不明